溝が減っていなければまだ使えそうにも見えるが……

 いくらクルマが進化しようが、機械である以上、消耗品がなくなることはないだろう。日ごろのメンテナンスが大切ということになるのだが、なかでもタイヤはたった4本でクルマを支え、命を預かっているもの。とくに意識をもって日ごろから、空気圧を管理しつつ、溝の残量などをチェックしたい。

 日ごろからクルマを通勤に使ったり、レジャーにしても長距離をよく走る場合は溝がどんどんとなくなっていくので、交換時期はわかりやすい。問題はめったに乗らない場合で、溝が減らないので一見するとまだ使えそうに思いがち。もちろんゴムは生ものだけに、溝が残っていればずっと使えるものではないのは事実だ。では、どこで交換の判断をすればいいのだろうか。

表面の状態や製造年週のチェックがポイントに!

 まずは表面の状態だ。ゴムは放置しているだけで油分が抜けていくので、次第に硬くなってくる。硬くなると乗り心地が悪くなるだけでなく、グリップが低下するので危険だし、進行が進むとバーストの危険性も増す。ただ、硬さの変化はさすがにわからないが、さらに進行するとヒビ割れが出てくる。これはよく見ると目で見えるほどで、しなりやすいサイドの部分や力を受け止めるブロックの根元あたりに出やすい。もちろん出ていたら即交換だ。

 もうひとつ目安になるのが製造年週の確認だ。タイヤのサイドには作られた年に加えて、その年の何週目かというのが明記されている。4桁の数字がそれで、前の2桁が何週目、後ろの2桁が西暦の後ろを表している。1519なら、2019年の15週目(4月)ということになる。

 最近では製造年週が明記されていることが周知されてきたこともあって、タイヤ業界全体でロングライフ化に取り組んでいるが、溝が残っていてまだ使えそうでも4年程度で交換するようにしたい。

 冒頭でも触れたが、タイヤに命を預けていると言っても過言ではないだけに、日ごろの点検・メンテと早めの交換を励行してほしい。