日産・ルノー・ダイムラー、「協業」凍結状態に
現在、これら3モデルは日産のスペイン・バルセロナ工場で生産する。さらにルノーのアルゼンチン工場に6億ドル(約650億円)を投じてラインを整備し、日産の運営で3ブランドの車両を20年末までに生産する計画だったが、ダイムラーがキャンセル、ルノーの計画も進んでいない。
ルノーとダイムラーはそれぞれ1トンピックアップを欧州や北米、中南米で拡販する計画だったが、同車種の市場が小さい欧州では特に苦戦している。また欧州では環境規制が厳しくなり、開発費負担が重荷になる。日産はナバラの次期モデル開発に着手したが、ルノーとダイムラーは関与していない。日産幹部は「先方の判断次第」と消極的で今後の展望はみえない。
日産・ルノーはダイムラーと10年に提携した。協業は複数にわたり、エンジン共同生産など順調な取り組みもある。日産の提携戦略ではルノーとの関係再構築に加え、ダイムラーとの共同事業の選択と集中を進められるかも課題となる。
