個人情報ダダ漏れ…? 女性200人調査「SNSで嫌な気分になった」コト6選

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便利なツールだからこそ気をつけたいSNSマナーについて、アンアン総研200人の女性メンバーにアンケートをとってみました!

文・harako

【アンアン総研リサーチ】

画像やコメントを気軽に公開できるからこそ…

本題に入る前に、SNSの利用方法について2つの質問をしてみました。

Q1. SNSのマナーに不満を感じたことはありますか?

ある 86%ない 6%どちらとも言えない 8%

Q2. SNSの投稿やアカウントを、非公開・ブロックにした経験はありますか?

ある 78%ない 17%どちらとも言えない 5%

SNSのマナー違反を感じたことがある女性が、なんと86%! 取扱説明書がないからこそ、内心思っている「不満」を調査してみましょう。

SNS投稿のマナーで不満を感じたランキング5つ

機能が豊富なSNS。どこが不満の引き金になるの……?

第1位 投稿されている写真や動画(55%)第2位 外部からのコメント(15%)第3位 投稿に添えられている文章(12%)同率3位 タグ付けやシェア(12%)第5位 その他(6%)※その他には、「位置情報を細かく載せる」(31歳・自由業)などのコメントがありました。

投稿とともに載せられている写真や動画に対しての不満が、半数以上。また、外部からのコメントやタグ付けなどでも不愉快な気分を感じたことがあるそうです。

ここがイヤだった! エピソード6つ

何気ない投稿が、誰かを傷つけているのかも……。

1. 個人情報がダダ漏れ状態

「ネットリテラシーに差があり、当たり前のように『〜なう』などで、自分が今いる場所や家の近所の話をされるのがありえない。少し検索すれば、すぐに行動範囲などはわかってしまうので、万が一も考えてしっかりしてほしい」(30歳・会社員)「『〇〇ちゃんとご近所なのー』と知人が私と一緒に写った写真をアップ。おおよその自宅エリアがばれた」(32歳・専門職)「知り合いが一緒に撮った写真を投稿した際、『たまたま地元が近かったー!』みたいな文章を書いていた。その方は自分の地元を公開していて、何気なく書いていたと思うけれど、私は地元を公にはしていないので、正直嫌だなと……。細かく場所を特定されたわけでもないし、何か問題が起きたわけでもないけれど、少しは気にしてほしかった」(30歳・会社員)

2. 許可なく画像や動画を公開

「ブサイクな顔で写っている自分の写真を公開されたとき」(30歳・会社員)「そこまで仲良くない先輩に、朝まで飲んだ時の朝方の化粧がほぼとれた疲れ切った写真を載せられた。本文には『いい女』と書かれていたが私史上一番変な顔の写真だった……」(32歳・公務員)「完全に半目の顔写真を断りなくあげられたこと」(30歳・専門職)「特に仲良くない人が写真撮りましょうということで、撮って勝手に写真を載せるような行為。自分だけかわいく加工したりして投稿。すべて加工済みのものを共有してくれれば納得もいくけど……」(33歳・専門職)

3. 誹謗中傷などのコメント

「いわゆるクソリプ、と呼ばれるものについては疲れる」(30歳・会社員)「変なコメントをしてくる全く知らないフォロワーさん」(28歳・その他)「人を中傷する内容はイヤ。知らない人でも見たくない」(26歳・契約社員)「SNS上での悪口」(31歳・専門職)

4. 自分のSNSを第一優先する

「インスタが一般的だからといって、おもむろに会食や食事中に参加者の写真を撮るのはやめてほしい。もともと写真が好きじゃないから、余計にマナー違反だと感じる。男性にも多い」(30歳・自営業)「仕事中なのに、自分の結婚式や記念日、夫からこんなのもらった自慢をアップしている」(29歳・公務員)「インスタの場合、投稿と全く異なるタグ付けをして『いいね!』を稼ごうとする人がいて草」(26歳・契約社員)

5. 投稿を見ている人の気持ちを考えない

「ネガティブなツイートだけしか投稿しない人がいた。観ている人のことを考えてツイートしてほしいと思った」(28歳・専門職)「見たくもない写真を見せつけられる。怪我とか点滴とか……」(29歳・会社員)

6. 知らない間のタグ付け

「勝手にタグ付け」(27歳・自営業)「勝手にタグ付けされるのがあまり好きではないけど、1枚だけでなく怒涛にタグ付けされたとき」(27歳・会社員)「顔写りが良くない写真を勝手にタグ付けで投稿された」(25歳・会社員)

「ネットリテラシーの差」というコメントもありましたが、確かに仕事で使っている人から完全にプライベートで記録している人までさまざまです。自分の許容範囲基準で写真を投稿したりコメントをしたりするのは避けて、誰がいつ見ても安心な情報公開を心がけましょう。

こんな使い方は親切&上手

こんな配慮ができる人って、素敵……!

・時間や場所の特定を避ける

「オンタイムで載せない!」(27歳・自営業)「今日、昨日、など日が特定される言葉はさけて『このまえ』などと記載」(32歳・専門職)「少し時間がたってから、『先日…』というように場所時間が特定されないような投稿」(33歳・自由業)

・投稿前の許可や確認を徹底

「タグ付けの際には一言かける」(30歳・会社員)「写真を投稿していいか確認してくれる」(28歳・自営業)「投稿していい? この写真載せていい? と細かく確認してくれたとき」(24歳・会社員)

・関わりのない人や背景への気遣い

「他のお客さんの顔や身なりなど特定可能なものは写さないようにしていることや、家の周りの情報は一切載せない」(30歳・専門職)「誰もうつらないように、人知れず撮る人。周りに迷惑をかけないのは当たり前になって欲しい」(30歳・自営業)「テーマパークなどの写真で、後ろの人たちにモザイクをかけている」(22歳・大学生)

注目したいポイントは、自分が投稿するときは悪気がなくても、投稿された側は不満を感じている点です。「SNSを楽しく使いたい」という気持ちはみなさん同じですが、投稿する側・される側の両サイドから考えられるようになるとスッキリ解決しそう

ぜひ、今回のリサーチ結果を参考に、配慮を心がけたSNS投稿をしてみてくださいね。

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