櫻木優平&梶裕貴が回答「声優・アニメーション監督になるために10代がすべきこと」
アニメーション映画『あした世界が終わるとしても』(1月25日公開)の監督・櫻木優平さんと、主人公の声を担当した声優の梶裕貴さんが、1月23日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。「夢の職業」をテーマに、お二人の10代の頃の話や、アニメーション監督・声優を目指すリスナーの質問に答えてもらいました。

――10代の頃はどんな子供だった?
梶:僕は14歳のときに声優になりたいと思って、そこから夢変わらずに今に至ります。小さい頃から色んな夢を持ち、それに向かって頑張ることが好きだったんです。サッカー選手になりたいと思ったらサッカーボールしか蹴りたくないとか、漫画家になりたいって思ったら絵しか描きたくないとか。でも、学校生活もあるし友達と遊びたかったりもするので、その都度その夢のプロフェッショナル、スペシャリストになろうと夢を切り替えて頑張る変な子供だったんですよ(笑)。
とーやま校長:周りの人からしたら、「先週とやってること違うじゃん!」みたいな?
梶:「昨日と言ってる夢が違うけど、大丈夫かな?」みたいな感じだったんですけど……中学生のときに『声優という職業は、何を頑張っても全部自分の力になって返ってくる職業だよ』っていう言葉に出会って、「自分の性格とかやりたいことに、ピッタリな仕事があるんだ!」って思ったんです。そこから夢が変わらなくなって、今……って感じですね。
声優という職業は、役を演じるということで自分と違う存在になれますし、キャラクターの中でいろんなことを体験できます。アフレコもあればラジオとかにもお邪魔させていただくこともあるので、色んなことが出来て本当に楽しいですね。
とーやま校長:櫻木先生の10代の頃はどんな感じでしたか?
櫻木:男子クラスだったからかもしれないんですけど、高校の記憶があまり無くて……。一応、学校に女子はいるんですけど、(クラスに)異性がいないと争いが起きないんですよね。何をしても誰も何も言わないから、何も起きずに高校が終わっていった印象です(笑)。今の仕事に繋がってるかどうかはよく分からないですけど、格闘ゲームは全国に遠征とか行くくらい、けっこうガチにやっていましたね。
梶:『あした世界が終わるとしても』には、SFバトルシーンもあるんです。お話を聞いていて、それはもしかしたら格闘ゲームの経験が活きているんじゃないかって思いました。
とーやま校長:アニメーション監督の道を志したのは、いつ頃なんですか?
櫻木:かなり遅いですよ。だいたい5年くらい前ですかね。
梶:それで、自分の監督作品がもうすぐ公開しちゃうんですよ!
とーやま校長:すごいことですよね!

――リスナー(17歳男性)からの質問
『アニメーション監督になりたいんですけど、将来人の心を動かす作品を作るためには、今何をすべきですか?』
櫻木:青春を送ったほうが良いと思いますね。結局、話も自分の経験したことからしか作れないので、経験値が浅いと上辺だけにはなっちゃいますね。過去に自分がした経験がベースに無いと、リアリティが弱くなっちゃうんです。逆に勉強だったりとか技術的なことって後からでもすぐ覚えられるので、学生のうちは学生の頃にしかできないような付き合いだったりをいっぱいしてたほうが後々こじらせないですね。アニメをやっている人の中には、そういう青春を送らないままこじらせて変なことになっている人が……(笑)。
あしざわ教頭:変なこと(笑)。
櫻木:そうならないためにも、若いうちに若い子が楽しめるような青春を送っておくと、いろいろ広がっていくのかなと思います。
梶:僕も全く同じ意見ですね。小中高っていう学生時代の経験。そのときにしか感じられない気持ちとか経験だったりを学校で思い出として作っておくことが、僕らで言えばお芝居に活きてくると思います。アニメーションを作る上でも、「この時間帯は、こういう日差しが体育館に斜めから差している」、「上履きの擦れる音はこうだった」、「生徒たちが部活動をしている声は……」とかは、そのときしか経験できないことだと思うので、色んな場所、色んな形で学校生活っていうものを楽しんでいただけたらいいのかなと思います。

――リスナー(15歳女性)からの質問
『私は声優を目指しています。キャラクターに命を吹き込むとき、大切にしていることや意識していることは何ですか?』
梶:これ、究極の質問というか、我々も常に求めている答えでもありますけど……。色んな考え方があると思いますし、役者さんによっても違うんですよね。例えば、キャラクターの生い立ちや骨格とかからデータを挙げていって、「この人だったらこういう考え方をするかな」っていうのを自分の中に馴染ませて、どんどんそっちに入り込む、っていう方もいるんです。
僕の場合は、「自分に置き換えたらどうか」って考えますね。人の気持ちっていうのは、経験したことが一番活きてくると思うんですよ。でも、ファンタジーな世界の作品であれば、なかなか自分が経験できないようなこともあります。なので戦うアニメがあったとしたら……子供のときにケンカをして相手をパンチしたら泣かれちゃったとか、逆に自分がやられて痛い思いをしたとか。そんな経験をもとにイメージすることが大事だと思いますね。社会の中で生きていて「これをお芝居に活かそう」とは思わないですけど、振り返ってみれば「このときのキャラクターの気持ちって、自分があのときああいう風に思ったものと近いのかな」っていう風に関連付けていけると思うんです。僕はそういう作業をしながら役作りをしているような気がしますね。
とーやま校長:これはすごい話だね。キャラに命を吹き込むという点では、櫻木先生にもお話を聞きたいんですけど?
櫻木:アニメ本編っていわば切り取られた時間なんですけど、キャラクターを作るときに「生い立ちってどんなだろう?」とか、「過去に何があった子なんだろう?」みたいなところもしっかり考えないと出来ないんです。それこそ、梶さんはそこら辺もしっかり考えてキャラを作ってくるんですよね。“このセリフは違う”と思うと、「自分だったらこうは言わないと思う」ってハッキリ言ってくれるんです。
梶:僕らは、監督が作りたい作品をどうやって声と芝居で形作っていくかっていう職業なので、役者としてのエゴだけじゃダメだし「私はそんな風に作ってない」って言われちゃったらそれまでなんです。そんな中、「そうですね。それも聴かせてもらえますか?」って試させてくれたのが櫻木監督であり、この現場だったなと思いますね。すごくクリエイティブな場所だったと思います。
とーやま校長「ただの言葉として言うんじゃなくて、立体的にしていくことが大事なんですね」
梶:そうですね。漫画だったら絵、小説なら文章ですけど、そこに出てくる以外の時間も登場人物たちは過ごしていて。ドラマチックには見えないかもしれないけど、その人の人生を生きてるわけで。そこで何があるか、っていうのから膨らませていくのが、大事なのかなと思いますね。
●映画『あした世界が終わるとしても』の公式サイトはコチラ⇒https://ashitasekaiga.jp/ https://ashitasekaiga.jp/
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聴取期限 2019年1月31日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:とーやま校長、あしざわ教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55・金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

ゲストの梶裕貴さん、櫻木優平監督と、パーソナリティのとーやま校長、あしざわ教頭
――10代の頃はどんな子供だった?
梶:僕は14歳のときに声優になりたいと思って、そこから夢変わらずに今に至ります。小さい頃から色んな夢を持ち、それに向かって頑張ることが好きだったんです。サッカー選手になりたいと思ったらサッカーボールしか蹴りたくないとか、漫画家になりたいって思ったら絵しか描きたくないとか。でも、学校生活もあるし友達と遊びたかったりもするので、その都度その夢のプロフェッショナル、スペシャリストになろうと夢を切り替えて頑張る変な子供だったんですよ(笑)。
とーやま校長:周りの人からしたら、「先週とやってること違うじゃん!」みたいな?
梶:「昨日と言ってる夢が違うけど、大丈夫かな?」みたいな感じだったんですけど……中学生のときに『声優という職業は、何を頑張っても全部自分の力になって返ってくる職業だよ』っていう言葉に出会って、「自分の性格とかやりたいことに、ピッタリな仕事があるんだ!」って思ったんです。そこから夢が変わらなくなって、今……って感じですね。
声優という職業は、役を演じるということで自分と違う存在になれますし、キャラクターの中でいろんなことを体験できます。アフレコもあればラジオとかにもお邪魔させていただくこともあるので、色んなことが出来て本当に楽しいですね。
とーやま校長:櫻木先生の10代の頃はどんな感じでしたか?
櫻木:男子クラスだったからかもしれないんですけど、高校の記憶があまり無くて……。一応、学校に女子はいるんですけど、(クラスに)異性がいないと争いが起きないんですよね。何をしても誰も何も言わないから、何も起きずに高校が終わっていった印象です(笑)。今の仕事に繋がってるかどうかはよく分からないですけど、格闘ゲームは全国に遠征とか行くくらい、けっこうガチにやっていましたね。
梶:『あした世界が終わるとしても』には、SFバトルシーンもあるんです。お話を聞いていて、それはもしかしたら格闘ゲームの経験が活きているんじゃないかって思いました。
とーやま校長:アニメーション監督の道を志したのは、いつ頃なんですか?
櫻木:かなり遅いですよ。だいたい5年くらい前ですかね。
梶:それで、自分の監督作品がもうすぐ公開しちゃうんですよ!
とーやま校長:すごいことですよね!

櫻木優平監督
――リスナー(17歳男性)からの質問
『アニメーション監督になりたいんですけど、将来人の心を動かす作品を作るためには、今何をすべきですか?』
櫻木:青春を送ったほうが良いと思いますね。結局、話も自分の経験したことからしか作れないので、経験値が浅いと上辺だけにはなっちゃいますね。過去に自分がした経験がベースに無いと、リアリティが弱くなっちゃうんです。逆に勉強だったりとか技術的なことって後からでもすぐ覚えられるので、学生のうちは学生の頃にしかできないような付き合いだったりをいっぱいしてたほうが後々こじらせないですね。アニメをやっている人の中には、そういう青春を送らないままこじらせて変なことになっている人が……(笑)。
あしざわ教頭:変なこと(笑)。
櫻木:そうならないためにも、若いうちに若い子が楽しめるような青春を送っておくと、いろいろ広がっていくのかなと思います。
梶:僕も全く同じ意見ですね。小中高っていう学生時代の経験。そのときにしか感じられない気持ちとか経験だったりを学校で思い出として作っておくことが、僕らで言えばお芝居に活きてくると思います。アニメーションを作る上でも、「この時間帯は、こういう日差しが体育館に斜めから差している」、「上履きの擦れる音はこうだった」、「生徒たちが部活動をしている声は……」とかは、そのときしか経験できないことだと思うので、色んな場所、色んな形で学校生活っていうものを楽しんでいただけたらいいのかなと思います。

梶裕貴さん
――リスナー(15歳女性)からの質問
『私は声優を目指しています。キャラクターに命を吹き込むとき、大切にしていることや意識していることは何ですか?』
梶:これ、究極の質問というか、我々も常に求めている答えでもありますけど……。色んな考え方があると思いますし、役者さんによっても違うんですよね。例えば、キャラクターの生い立ちや骨格とかからデータを挙げていって、「この人だったらこういう考え方をするかな」っていうのを自分の中に馴染ませて、どんどんそっちに入り込む、っていう方もいるんです。
僕の場合は、「自分に置き換えたらどうか」って考えますね。人の気持ちっていうのは、経験したことが一番活きてくると思うんですよ。でも、ファンタジーな世界の作品であれば、なかなか自分が経験できないようなこともあります。なので戦うアニメがあったとしたら……子供のときにケンカをして相手をパンチしたら泣かれちゃったとか、逆に自分がやられて痛い思いをしたとか。そんな経験をもとにイメージすることが大事だと思いますね。社会の中で生きていて「これをお芝居に活かそう」とは思わないですけど、振り返ってみれば「このときのキャラクターの気持ちって、自分があのときああいう風に思ったものと近いのかな」っていう風に関連付けていけると思うんです。僕はそういう作業をしながら役作りをしているような気がしますね。
とーやま校長:これはすごい話だね。キャラに命を吹き込むという点では、櫻木先生にもお話を聞きたいんですけど?
櫻木:アニメ本編っていわば切り取られた時間なんですけど、キャラクターを作るときに「生い立ちってどんなだろう?」とか、「過去に何があった子なんだろう?」みたいなところもしっかり考えないと出来ないんです。それこそ、梶さんはそこら辺もしっかり考えてキャラを作ってくるんですよね。“このセリフは違う”と思うと、「自分だったらこうは言わないと思う」ってハッキリ言ってくれるんです。
梶:僕らは、監督が作りたい作品をどうやって声と芝居で形作っていくかっていう職業なので、役者としてのエゴだけじゃダメだし「私はそんな風に作ってない」って言われちゃったらそれまでなんです。そんな中、「そうですね。それも聴かせてもらえますか?」って試させてくれたのが櫻木監督であり、この現場だったなと思いますね。すごくクリエイティブな場所だったと思います。
とーやま校長「ただの言葉として言うんじゃなくて、立体的にしていくことが大事なんですね」
梶:そうですね。漫画だったら絵、小説なら文章ですけど、そこに出てくる以外の時間も登場人物たちは過ごしていて。ドラマチックには見えないかもしれないけど、その人の人生を生きてるわけで。そこで何があるか、っていうのから膨らませていくのが、大事なのかなと思いますね。
●映画『あした世界が終わるとしても』の公式サイトはコチラ⇒https://ashitasekaiga.jp/ https://ashitasekaiga.jp/
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聴取期限 2019年1月31日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:とーやま校長、あしざわ教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55・金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/
