トルコサッカー連盟は2009年、ハリル・イブラヒム・ディンクダグ氏の審判資格を取り消した。同氏が同性愛者だと明かしたからだ。だが、同連盟はこのために7000ユーロ（約90万円）の補償金を支払わなければならなくなった。だが、ディンクダグ氏は3万4000ユーロ（約450万円）を要求しており、控訴の準備をしているようだ。

トルコサッカー連盟は、ディンクダグ氏が徴兵免除となったことで、主審としての仕事の資格がないと考えたと釈明した。だが、6年前にディンクダグ氏はテレビの番組で性的嗜好を明かし、同連盟の反応を引き起こしている。

ディンクダグ氏は次のように述べている。

「トルコにおけるセクシュアル・マイノリティにとって、そしてサッカー界における差別との闘いにとっての勝利だ」

「サッカー界の同僚たちや選手たちは、カミングアウトを恐れている。要するに、サッカー界はそういうところなんだ」