子供の学習費用、私立が公立の3倍に1,770万円
12月24日放送、「NEWS23」(TBS)では、子供の学習費用について。文科省が子供の学習費用の総額を調べると、幼稚園から高校まで、すべて私立で通った場合は1770万円。公立は523万円で、私立は公立の3.4倍だった。中学生一人あたりにかけられる学習費用は過去最高。私立・公立ともに過去最高となった。
公立学校と私立学校の学習費の差は、私立学校は公立学校に対し、幼稚園で2.2倍、小学校で4.8倍、中学校で2.8倍、高校で2.4倍となっている。公立では、幼稚園では授業料の比率が高いが、小学校・中学校及び高等学校では、図書・学習品等や通学関係等で授業料以外の支出がまんべんなく支出されている。一方、私立では、いずれの学校種でも授業料が大きな割合を占めている。
一方、学習塾の割合は、公立と私立でも異なる。小学校は平均13.6万円なのに対して、私立は30.5万円、中学校はそれほど変わらず公立24.9万円で私立24.6万円と、公立の方が若干多い。そして高校では公立24.2万円、私立33.3万円と、高額ではあるが、やはり私立のほうが学習塾費用は多くなっている。
大学へは、入学検定料や受験料も学校によって差がある。一般的には国公立の方が私立よりも安くなり、医歯薬系の私立では受験料が高めとなる。子供が生まれた時、教育費は1,000万円と言われているが、私立か公立かでもかかるお金は随分と違うため、子供が小さい時からライフプランを立てるのが重要だろう。
文部科学省の調査によると、塾や習い事をしている子供は平日で7割、休日で4割にのぼる。塾や習い事から帰宅する時間は18時から19時の時間が多く、21時から22時より後という子供が1割もいるのがわかっている。一方で、同じ調査では、6割から7割の子供が塾や習い事を楽しいと感じていることがわかった。
文科省は、「家庭の経済状況により教育格差が生じないよう、今後とも教育費負担の軽減を図りたい」とし、各家庭の経済状況に依存しがちな日本の教育費負担は問題だと考えているようだ。たしかに親が貧しいせいで教育を受けられない子どもたちがいたら、国としては経済的な損失となる。公立は学費が無料になったことは、その最初の一歩ではないだろうか。
