老人の集まりで話をする時、肥担桶の話を枕にふると、俄かにみんな親しみの笑顔になる。昔の人は殆んどの男が肥担桶をかついだ経験を持っている。 【倉本聰:富良野風話】失せ物 家の厠の肥え壷から柄杓でぐちょりと糞尿をすくい、それを2つの肥担桶に入れて天秤棒の両はじにかけ、かつぐ。それを畑に掘ってある肥溜めへ運んで流しこみ溜めるのだが、天秤棒の両端に重い肥担桶をぶら下げて歩く、この歩き方に一寸したコツ