ペトロシアン破ったリスティが頂点
圧巻の優勝、今大会最大の衝撃は準決勝=ジョルジオ・ペトロシアン戦でいきなり訪れた。初回からペトロシアンの間合いを潰して、パンチを入れるリスティ。ペトロシアンも2Rに入ると、サイドに回りに右カウンターを打ち込むなど勝負を互角に戻す。勝負の3Rにリスティは初弾はフェイント、続いてペトロシアンのバックステップに合せて思い切りワンツーを打ち込み、間合いを潰していく。ペトロシアンも組んで投げを見せるが、リスティに気圧されたようにロープに詰まると、右を打ち抜かれて大の字に。そのまま10カウントを聞くこととなった。
ペトロシアン戦と決勝で、完全に戦い方を変えてきたリスティ。文句のつけようもない強さを見せつけ、キックボクシング70キロ世界最強の座についた。12月に日本大会を行うGLORY、今年は米国に活動拠点を置き、このニューヨーク大会もSPIKEでライブ中継された。MSGザ・シアターは4500人のファンで埋まり、観客席にはフロイド・メイウェザー、イベンダー・ホリフィールド、クリス・ワイドマンらの姿も見られた今大会。視聴者数如何だが、会場の雰囲気に限っては、華やかかつ豪快なKOも多く生まれ、古くて新しい観賞用スポーツ=キックボクシングの米国定着が、一歩進んだように感じられた。