2011年にオープンして以来、人気を集めていた韓国の仁川国際空港内にあるルイ・ヴィトンが、今年に入ってから売上が低迷していることが分かった。

韓国メディアによると、今年の仁川空港ルイ・ヴィトン店の1日あたりの売り上げは、12年より18%減少した2億3000万ウォン(約2000万円)だった。12年は11年よりもマイナス7%を記録しており、今年はさらに売上が落ち込んだ。11年と比較すると13年はマイナス23%もなる。

売上が低迷する原因は、韓国を訪れる日本人観光客の減少とみられている。免税店業界の関係者は、「今年日本人観光客は明らかに減少し、ルイ・ヴィトンをはじめとする日本人観光客が好むブランドの売り上げは軒並み減少している」「ソウル市内の免税店も状況は同じだ」と話していたという。

仁川空港免税店の関係者も、昨年までは仁川空港のルイ・ヴィトン店には長い列ができていたが、最近は閑散としていると話した。

韓国では街を歩くと3秒に1回はルイ・ヴィトンを持つ人を見かけることから、「3秒バッグ」と呼ばれるほどだったが、最近はその人気に陰りが見え始めたという。韓国国内での人気低迷と、韓国を訪れる日本人観光客の減少は、ルイ・ヴィトンの売上に大きな影響を与えているようだ。

・参照:ファイナンシャルニュース

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