彼はずっとこの環境にいる。この試合が文字通り、ローマ全体を揺り動かす試合だということを、彼はよく分かっている。ローマのアウレリオ・アンドレアッツォーリ監督は、8日のローマダービーで対戦するラツィオをしっかりと見据えている。

「私は何度もこの試合を経験してきた。強い感情と不安を覚えながらね。ダービーが勝ち点3以上の価値であることは確かだ。ただ、それ以上に価値があるんだよ。私に疑いはない。私にとっては、もっと価値があるんだ。チームにとっても同じだと思う。こういう対戦にふさわしくあるためには、このプレッシャーをポジティブに生かすことが必要だ」

ローマは何としてでも、ラツィオのダービー4連勝を防ごうとするだろう。“お守り”となるのは、ボスのジェームズ・パッロッタ会長だ。ローマの歴史の一部を体感するために、同会長はローマへとやって来た。

「彼は我々の会長だ。一緒にいる機会は多くない。彼に会えるのはうれしいよ。特殊な機会に訪問してくれた。彼はさらなる気合を入れてくれたよ。彼にふさわしい満足感を与えられるように願っている」

ローマの指揮官はどきどきしつつも、「理性をもって」ダービーを迎えようとしている。

「それが私の仕事だからだ。私は今週、望んでいたことすべてをやってきたよ。とても緊張感をもって、だが直接かかわれることへの喜びを感じつつ、ね。ローマダービーを戦うという特権を得られる人は多くない」

「ローマとラツィオの違い? 正直、分からないよ。ラツィオが重要なチームであることを示してきたのは否定できない。この位置を維持するのは簡単ではないよ。私は彼らの気迫を非常に評価しているんだ。監督からとてもうまく指導されているんだね。倒さなければいけない相手だ。どちらかのチームが強いとは思わない。だが、選手たちがやっていることから、私はとても楽観的だよ」