「はぁ」高市総理が「大きなため息」 きっかけとなったヤジは?…委員長が総理に「簡潔に」とくり返し注意する異常事態 ネガキャン疑惑めぐり「ヤジ」飛び交い国会大荒れ

22日の参議院予算委員会において、立憲民主党の杉尾秀哉議員が、高市早苗総理の陣営をめぐる誹謗中傷動画疑惑や暗号資産「サナエトークン」をめぐる問題について追及した。その際、追及を受けた高市総理が「はぁ」と大きなため息をつく一幕があったほか、激しいヤジが飛び交うなど、委員会は大荒れとなった。
杉尾議員は質疑の冒頭、一連の疑惑について「政治への信頼や民主主義の根幹に関わる問題」と指摘。キーマンとされる総理の公設第一秘書の参考人出席が認められなかったことに抗議し、高市総理に対し、答弁の訂正で済む問題なのかとただした。
これに対し高市総理は、過去の予算委員会での答弁を訂正した経緯についてこれまでの委員会でも繰り返してきた説明を行った。その上で、「あたかも犯罪であるかのようなイメージ操作をされている様に感じる」と発言。これに杉尾議員が自席から「してませんよ!」と抗議。続けて高市総理は「他の候補者を中傷・批判したことはない」と自身の政治信条をアピール。だがここで、答弁が長くなったことで委員長から「答弁をおまとめください」と指摘がなされた。高市総理は中傷動画への関与やサナエトークンの承認を否定し、3月2日に官邸秘書官から聞いて誤認防止のためにXで注意喚起したと答弁した。この答弁に対するヤジが激しくなる中、与野党の理事が席を立ち、委員長と相談する事態となった。
この答弁に対し、杉尾議員は「総理、4分も何を一人で勝手にべらべら喋っているんですか?」とバッサリと指摘。さらに「訂正というが、事実関係が180度違う。国会答弁というのはそんなに軽いもんなんですか? そして先ほどから聞いていたら自分の責任じゃなくて全部秘書の責任なのか」と再追及。高市総理は「訂正に至った理由は先ほど説明しました。秘書に責任を押し付けるものではない」とし、週刊誌記事に基づく深夜早朝の確認作業が総理としての業務時間を圧迫していると釈明した。しかし、高市総理の説明が長時間に及んだことで再度委員長から「簡潔に答弁してください」と注意された。高市総理は詳細な答弁に代えて、近日中に秘書の陳述書と相手企業からの提案書を予算委員会理事会に提出する意向を示したが、委員会室のヤジが収まらず、委員長が速記を止めるように指示し、質疑がストップした。
「ヤジ」→高市総理が「はぁ」ため息
再開後、杉尾議員は「聞かれてもないことを長々喋る。時間を使う。(私の質問時間は)25分しかありません。ここまで8分、ほとんど総理が一人で聞かれてもいないことをずっと喋っています」と批判。
さらに杉尾議員は、過去のオンライン会議をめぐる「高市総理の答弁の変遷」を資料で示し、秘書の陳述書を提出するという高市総理の対応について「総理は自分で答弁されるつもりがないのか」と批判。さらに、トークン流通開始当日に秘書がグループLINEに「サナエトークン」に関する投稿をしていたとして、面識がないとする高市総理の説明に疑問を呈した。高市総理は、提示された資料について「事前に確認するすべもない」とし、週刊誌に掲載されていたようなLINEなどの記録は残っていないと説明。さらに「あたかも私どもの秘書が犯罪に手を染めたかのような印象操作がなされておりますけども…」とここまで話したところで、委員会室から杉尾議員のものと思われる「いや、犯罪って言ってないでしょ」というヤジが飛び、高市総理は「はぁ」と大きなため息をついた。高市総理は続けて、アプリ内のポイントとしての説明しか受けておらず、暗号資産としての説明や承諾は一切なかったと釈明した。
杉尾議員は、トークン流通開始当日の秘書の文章により総理が進めていると誤認され、価格暴落によって多くの投資家への被害が出ている可能性や、投資詐欺の疑いがあると言及した。
さらに杉尾議員は、「それからもう1つ」と話題を切り替え、秘書がLINEで「旧立憲民主の害獣をたくさん駆除することができました」と発言していたとされる点を引き合いに、「他の候補を誹謗中傷したことはないと言ったが、立憲民主の害獣とはどういうことか」と問いただした。これに対し高市総理は、「週刊誌の記事を基に質問されても困る。誹謗中傷ということは決してしていない」と反論した。
(ABEMA NEWS)
