スポニチ

写真拡大

 ◇ナ・リーグ ロッキーズ2―1パイレーツ(2026年6月20日 デンバー)

 ロッキーズの菅野智之投手(36)が20日(日本時間21日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。6回4安打1失点と抜群の安定感を披露し、8勝目を挙げた。今季の成績は8勝4敗、防御率4.31。チームは最少得点差を守り切る勝利で連勝とした。

 一昨年の新人王、さらに昨年はサイ・ヤング賞を受賞したパイレーツの“怪物”スキーンズとの投げ合いとなった一戦。菅野は初回に不運な形で先制点を失った。先頭のホルウィッツを初球で三塁ファウルゾーンへの飛球に打ち取ったが、三塁手のカストロが目測を誤り、飛球を捕球できず。取れていたはずのアウトを逃した。その後、ホルウィッツに投じた4球目の低め92.7マイル(約149.2キロ)を捉えられ、右翼席へと一直線にはじけ飛ぶ先制弾を被弾。飛距離434フィート(約132.3メートル)の特大弾に菅野は厳しい表情だった。

 4球で先制点を失ったが、百戦錬磨のベテランは崩れなかった。最少失点で初回を終えると、2回以降は完全にリズムを取り戻した。2回は1死から二塁打を浴びるも無失点。3回には先頭打者のホルウィッツに安打を許したが、3番・レイノルズをスプリットで空振り三振に仕留めるなど、走者を進めさせることすらさせなかった。4回から3イニング連続で3者凡退。回を追うごとに調子を上げていった。

 スキーンズは6回を投げ、4安打2失点で降板。ベテランが安定感と経験に裏打ちされた投球術で“怪物”に投げ勝った。スキーンズとの投げ合いについて菅野は「意識しないことはないんですけど」としながらも「対戦相手はバッターなので。とにかく、スキーンズ投手からは多くは点は取れないと思っていたので、最少失点で抑えようと心掛けて投げました」と振り返った。

 直球を軸にカーブ、スライダー、スプリットなど多彩な変化球を効果的に織り交ぜ、パイレーツ打線に的を絞らせず、無四球で6回を投げ抜いた。「ある程度真っすぐのボールを狙ってきているなという感じがしたので、変化球をうまく使いながら、真っすぐも消さずにしっかりと投げられたと思います」と話した。

 菅野は6月に入り、好調を維持。2日(同3日)エンゼルス戦から4戦4勝となった。前回登板の14日(同15日)アスレチックス戦では5回8失点と乱れながらも、打線の大量援護に守られ、7勝目をマーク。この日は打線の援護が少ないながらも、相手を最少得点に抑え、自身の8勝目とともに、チームに勝利を導いた。