南アフリカ女子代表との2連戦で活動中のなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は6月8日、翌日の第2戦に向けた前日練習を大阪で実施。トレーニング後の取材対応で、MF谷川萌々子が6月6日の第1戦(5−0)で叩き込んだ“衝撃ゴラッソ”の詳細な感覚を明かした。

【映像】谷川萌々子、衝撃の「アウト回転ゴラッソ」(実際の様子)

 谷川が驚愕のスーパーミドルシュートを決めたのは、第1戦の29分だった。敵陣の左サイドでDF北川ひかるからスローインのボールを引き出した背番号19は、相手のプレッシャーを華麗に反転してかわす。そのまま斜めに突き進むと、約20メートルの位置から右足を一閃した。

 放たれたシュートは鋭く伸び、アウト回転しながらゴール右隅へと突き刺さる。南アフリカのGKアンディレ・ドラミニはまったく反応できず、ガックリと肩を落とすしかなかった。

 2024年7月のブラジル戦(パリ五輪)や、2025年2月のコロンビア戦(SheBelieves Cup)で叩き込んだゴールと同じく衝撃的なシュートは、SNSでも瞬く間に話題沸騰。「衝撃すぎる」「内田篤人コーチも引いちゃってる」「強烈すぎる一撃」「GKが可哀想」「ケインやん」「男子でもなかなか蹴れる選手いない」など絶賛の嵐となった。

「強くインパクトしようとしたらアウト回転に」

 あの規格外のシュートは、どのようにして生まれたのか。「インステップで意図的にアウト回転をかけたのか、それとも強く押し込んだらアウト回転がかかったのか」と問われた谷川は、自身の感覚をこう語った。

「あの時はインステップで蹴りました。ボールの位置とスイングの仕方は身体に染み込んであったものなので、アウト回転をかけようと思ったというよりも、強くインパクトしようとしたらアウト回転になったという感じです」

 さらに、ピンポイントで決まった右隅のコースについても、「あの辺を狙ってました」とキッパリ。天性の感覚と、日々の鍛錬で身体に染み付いた技術が、あのワールドクラスの一撃を生み出したようだ。

 また、今シリーズで新たに試されている「ゼロトップ」での起用についても言及。「本当にフォワードとして、点を決める意識はもちろんしっかり持っていきたい。その中で、背後へのアクションと足下で受ける使い分けをしっかりやっていきたいなと思っています」と、新布陣への意欲と手応えを口にしている。

 6月9日の第2戦(国際Aマッチ扱いのトレーニングマッチ)でも、谷川のプレーに要注目だ。

(ABEMA/なでしこジャパン)