百万石まつりのパレードにいた“ミス百万石”はもういない 47年連続で続いたミスコンテストが廃止 ジェンダーめぐる視点に加えSNS時代で「プライバシーがさらされる」心配からか応募が激減

2026年に第75回の節目を迎える「金沢百万石まつり」で、長年続いていた「ミス百万石」
6月6日(土)にはメインイベント・百万石行列が行われますが、パレードの中にその姿はありません。
47年もの間毎年続いてきた金沢のミスコンテストですが、ジェンダーをめぐる視点からの配慮や応募者の減少もあり、「ミスコン」終焉の流れは加速しているようです。
昭和・平成・令和の「ミス百万石」たちミス百万石は、1954年(昭和29年)に第3回の金沢百万石まつりで一度実施されました。その後、1978年(昭和53年)に復活し、そこから毎年応募者の中から選ばれてきました。
金沢百万石まつりのメインイベント「百万石行列」に参加するほか、金沢の観光大使として石川県内外のイベントなどで活躍してきました。
多様性の時代 「“ミス”という考えが今の時代に合わないのでは」1978年と1979年はミス1人に準ミス2人、1980年以降はミスが3人選ばれ、46代続いてきたミス百万石ですが、2025年を最後に廃止されることになりました。
2025年12月1日に開かれた金沢百万石まつりの実行委員会で、廃止は報告されました。
金沢百万石まつり実行委員会・新保博之実行委員長(金沢市副市長)「年々応募者というのは少なくなってきていた。その中で、やはり時代の流れの中で、ジェンダーの問題でありますとか、そういうことが大きくクローズアップされる中で、多様性の時代ですので、“ミス”という考え方が今の時代に合わないのではないかということもあり、廃止とさせていただいた」
ミス百万石 応募者はこの10年で半分に激減ジェンダーに対する考え方の変化などが大きな要因と語る新保実行委員長ですが、応募者の減少にも言及していました。
実際、2016年には54人あった応募者が年々減少し、2023年は20人、2024年は25人、2025年は21人と20人台にまで落ち込みました。10年で半分以下に減少していました。
SNS時代 「さらされる」心配もあって応募者は減少か人数の落ち込みについて、実行委員会では「今ならでは」の問題もあると話します。
金沢百万石まつり実行委員会・新保博之実行委員長(金沢市副市長)「やはりプライバシーのこともございますし、そういう中で今SNSが大きく取り上げる時代ですので、やはり親御さんのご心配、それからご本人がそういう中で応募されるという、プライバシーがさらされるというそんなこともあって減ってきたということも一因ではないかと思っている」
百万石行列のオープンカーにいつも乗っていたミス百万石の3人は、2026年のまつりから姿を消します。社会全体のもののとらえ方も変わり、ミスコンテストのあり方も徐々に変化をする中、「金沢のミスコン」はピリオドを打ちました。
