アヤックス冨安が帰ってきた! 1カ月半ぶり出場でW杯本番へ“予行演習”
◇オランダ1部欧州カンファレンスリーグ出場決定プレーオフ準決勝 アヤックス2―0フローニンゲン(2026年5月21日)
オランダ1部リーグの欧州カンファレンスリーグ出場決定プレーオフ準決勝が22日に行われ、アヤックスの日本代表DF冨安健洋(27)が、2―0で勝利したフローニンゲン戦で後半39分から約1カ月半ぶりに出場した。W杯北中米大会を前にコンディションへの注目が集まる中、完封での決勝進出に貢献。同じく代表のDF板倉滉(29)はベンチ外だった。
予想外の出番だった。試合前日の20日にガルシア監督は負傷を理由に冨安、板倉らの欠場を明言。ところが、ふたを開けてみればベンチ入りしていた冨安が、2―0の後半39分からピッチに立った。過去に起用が多かったサイドバックではなく、4―3―3のアンカーで出場。的確な縦パスで起点となるなど攻撃にリズムを生み出し、2点のリードを守り切ることに貢献した。
右膝手術による長期離脱を経て先発復帰2戦目となった3月22日のフェイエノールト戦で、右太腿裏に違和感を訴えて途中交代。戦列に戻った4月11日のヘラクレス戦では途中出場から一発退場となり、以降はコンディション不良などでベンチを温めていた。18歳のセンターバックが出場するなど戦力が手薄な中で出番を得ると、追加タイムを含めて約10分間奮闘。ユトレヒトとの24日の決勝に導いた。
長い離脱を乗り越えて森保ジャパンでは2大会連続でW杯のメンバーに入った。「たくさんの人に支えられてきたからこそ今の自分がいます」と大舞台で周囲への恩返しを期す。「守備ジョーカー」としての起用も想定される中、本職のセンターバックや出番の多いサイドバックに加え、中盤の底でもリードする終盤でのクローザーの役割を全うできることを証明。本番への“予行演習”にもなった。
