「残念ですが、異常妊娠です」と告げられて…。体がしんどいのに“がんばりすぎる”女性たちに、気づいてほしいこと
『がんばらない まいにちのリセット習慣』の著者、川添亜樹さん(一般社団法人ウーマンフードヘルス協会 代表理事)は、「腸活や妊活、健康になるための生活改善などでさえ、がんばりすぎて自分を追い詰めてしまう女性がとても多いのです」と話します。
実は川添さん自身が、かつては大企業の営業マンとして、がんばりすぎていました。その結果が、毎日の小さな不調、そして「異常妊娠」でした。
本書には、腸と自律神経のケアを軸に、食事、睡眠、生活習慣の“リセット習慣”がとても具体的に記されています。ただし、新たな努力を強いるのではなく、自分を大切にする方法としての提案です。
その基本スタンスがわかるメッセージを紹介します(以下、本書より抜粋して再編集)。
◆「残念ですが、異常妊娠です」と告げられた日
あなたは、自分の体の声を最後に聞いたのはいつでしたか。
忙しく働き、頼られるままにがんばり続けて、気づけば“自分のことは後回し”が当たり前になっていた――。
そんな日々の中、待ち望んでいた2人目の妊娠を喜びながら病院を受診した日、私は診察室で医師からこう告げられました。
「残念ですが、異常妊娠です。検査してみないとわかりませんが、治療の経過によっては、抗がん剤を使う可能性があります」
言われた瞬間、頭が真っ白になって、時間だけがゆっくり流れていきました。
待望の妊娠だと喜んでいたのも束の間、それが遠のいていく現実。体のことよりも、気持ちのほうが先に崩れ落ちていったのをおぼえています。
“みんな普通に授かっているのに、なんで私ばっかり?”
その問いが何度も頭の中でぐるぐるしていました。
◆自分を置き去りにして、走り続けていた
たぶん私は、ずっと“自分のこと”を置き去りにしたまま走り続けていたのです。
仕事、まわりの期待、やりがい。自分で抱え込んで、無自覚なまま無理をして、休まなきゃいけない時でさえ「これくらいは大丈夫」と思い続けていました。
でも本当は、大丈夫じゃなかった。
食事は、お腹を満たせればいい。睡眠は浅く、短い。毎月の生理痛は、当たり前。毎日の小さな不調を“気のせい”にして、体のサインに目を向けていませんでした。
妊娠がうまくいかなかった時に、絶望の中ではっと気づいたのです。
体はずっとメッセージを送っていたのに、私はちっとも向き合ってこなかった、と。
◆体はちゃんと応えてくれる
そこから、やっと自分に目を向け始めました。
食べるものを少し見直し、腸を整え始めたら、眠りが深くなり、気持ちが落ち着いてきました。体がゆっくりと変わっていったのです。
体は、ちゃんと応えてくれるんだな。そう思いました。
そして同時に、“もっと早く気づいていたら”という気持ちも生まれました。
でも今なら言えます。気づけなかった自分も、がんばりすぎていた自分も、恥じたり責めたりする必要はないと。
◆必要なのは、強い意志ではなく、小さな習慣
あの頃の私のように、がんばりすぎてしまう女性のために、本書を書きました。
・ずっと疲れが抜けない
・生理やPMSで振り回される
・気持ちが沈みやすい
・むくむ、イライラする、眠れない
・なんとなく不調だけど、理由がわからない
そんな“一つひとつの小さなサイン”を大切にしたい人へ。急に大きな変化を起こす必要はありません。特別な努力もいりません。

