制球力を高める“グラブ側の腕”の使い方とは(写真はイメージ)

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元中日・吉見一起氏が伝授…繊細なコントロールを生む“グラブ側の腕”の使い方

 投手の“大きな悩み”の1つに挙げられるのがコントロールだ。どうすれば内外角へ正確に投げ分けられるのか。2011年に最多勝、最優秀防御率、最優秀投手、ベストナインの投手4冠に輝くなど中日のエースとして活躍し、日本代表「侍ジャパン」の投手コーチも務めた吉見一起氏は、繊細なコントロールを身に付ける方法としてグラブ側の腕の使い方を挙げている。

 吉見氏は「ボールが狙ったところに行かない時は、基本的に体が突っ込んでいる」と指摘する。軸足で我慢してから投げることで体の突っ込みを抑え、トップを作る時間を確保できる。並進運動の時間を長く取ることでトップの位置が安定し、タイミングが合うようになる。その結果、思ったところにコントロールできるようになる。

 コースを投げ分ける際、吉見氏は踏み出す足の位置は内角でも外角でも変えず、グラブ側の腕を意識していた。狙ったところまで線が真っすぐ引かれているとイメージし、そこへ体を入れていく。その方向を決めるのがグラブ側の腕だったという。

 内角と外角に投げる時では、体が入っていく方向がわずかに変わる。開きを抑えて肩は閉じた状態を保ち、グラブを持つ腕を入っていく方向に向け、ラインを出す。「あとは同じように投げていくだけ」と説明する。

 投球動作の始まりと終わりで、しっかり立つことも忘れてはいけない。前足を上げる際は、自ら上げるのではなく「地面を押すから上がる」ことを意識する。投げ終わった後にバランスが崩れる場合は、立ち方や足のつき方に問題がある。投げる方向をグラブ側の腕で作り、下半身を安定させることが正確なコントロールに繋がる。(First-Pitch編集部)