トランプ大統領「素晴らしい貿易協定」習主席との会談終え北京発つ 中国側は「信頼関係増した」
中国を訪問していたトランプ大統領は、習近平国家主席との首脳会談を終え、北京を発ちました。トランプ大統領は「素晴らしい貿易協定を結ぶことができた」と発言。トランプ大統領の狙いは、どこまで達成されたのでしょうか。
■“中国の心臓”中南海へ 習主席の住まいも

15日午後、北京を発ったトランプ大統領。アメリカと中国は、友好ムード。世界に、そう印象づけました。
中国・北京(15日午前)
「アメリカの国旗と中国の国旗をつけたトランプ大統領が乗ったとみられる車がホテルを出て通過していきました」
15日に向かったのは“中国の心臓”とも言われる場所。
扉の奥に、東京ドーム21個分にもおよぶ広大な敷地が広がる中国政治の中枢、中南海。習主席の住まいでもあります。
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中国 習近平国家主席
「このあたりの木は全部、樹齢200〜300年くらい。向こうには400年の木も」
アメリカ トランプ大統領
「こんなにも長生きするんですね」
習主席
「そうなんです。1000年くらいの木もあります」
■“プーチン大統領と同じくらい親密”アピール狙いか

歴史的な庭園を案内した習主席。すると、トランプ氏は…。
トランプ大統領
「習主席、他の国の大統領が来た時も、あなたは自ら案内しますか?」
習主席
「あんまり。外交行事はあまりここでやらないんです」
ここで、習主席が一瞬、カメラに目をやります。カメラが動くと…。
習主席
「(案内したのは)例えばプーチン大統領」
トランプ大統領
「素晴らしい、気に入った」
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カメラの前で、ロシアのプーチン大統領と同じくらいトランプ氏と親密だとアピールする狙いでしょうか。
実は、庭園見学の直前、2人はこのような会話をしていました。
トランプ大統領
「メディアの注目度はこれまでにないほど高く、全て好意的な内容です。この話題しかない状態です」
習主席
「あなたやホワイトハウスの投稿を見ました」
■米中首脳“友好ムード”の両国「狙いと成果」は?

“友好ムード”ただよう、アメリカと中国。続いて、お茶を飲みながらの米中首脳会談。
習主席
「今回の訪問は歴史的な象徴的な訪問です。期間中に私たちは新しい両国の関係に達しました」
トランプ大統領
「両国にとって素晴らしい貿易協定を結ぶことができたと思う」
アメリカの最大の狙いは、トランプ政権の命運がかかる11月の中間選挙に向けて、中国にアメリカ製の製品や農産品を買わせる約束を取り付けることで、国内にアピールすること。トランプ氏は今回の会談で、アメリカ製の航空機200機の購入を取り付けたほか、アメリカ産の大豆を大量に購入してくれることになった、などと話しています。
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一方、中国の狙いは、米中関係で最も重要な問題としている台湾問題について、トランプ氏から「台湾独立反対」など、中国寄りの発言を引き出すこと。
成果はどうだったのか、中国側の関係者は…。
中国側の関係者
「台湾問題ではトランプ大統領の発言は慎重だったようだ。今回は両首脳の信頼関係が増したことが重要だった」
友好ムードのウラで、どのような交渉が行われたのか。トランプ氏が台湾問題でどのような発言をしたのかは、まだ明らかになっていません。
今年9月には、トランプ氏が習主席をホワイトハウスに招待するとしています。