嘘の強盗事件を通報して警察官の業務を妨害した男の初公判が即日結審 男は「借金返済のため嘘」と証言
偽計業務妨害の罪に問われているのは、寒河江市柴橋の消防職員・佐藤光征被告(54)です。
佐藤被告は2026年2月、寒河江市の自宅前で包丁を持った2人組の男に脅され、現金80万円を奪われたとうその被害を訴えて警察の業務を妨害した罪に問われています。
5月14日の初公判で佐藤被告は、「職場に給与差し押さえの連絡があり80万円の借金を返済する必要があった。自殺も考えたが怖くなりできなかったため強盗を装った」などと話しました。佐藤被告には当時、消費者金融や金融機関からおよそ500万円の借金があったということです。借金の原因についてはギャンブルだったと話しました。
妻は「被害を聞いたとき家に80万円のお金がないはずなので絶対にうそだと思った。被告に『うそでしょ?』と聞くと認めたので警察に電話した」と証言しました。
裁判は即日結審し、検察は、「虚偽の通報をして警察官170人の業務を妨害し、近隣住民の恐怖をあおった」などとして、拘禁刑1年を求刑しました。
一方、弁護側は、「当初、被告は妻に連絡してもらうつもりであり警察の業務を妨害する意図なかった。また、被害程度も軽微」と主張。執行猶予付きの判決を求めました。
最後に佐藤被告は、「改めて社会的に大きな迷惑をかけたことをお詫びしたい。2度と同じことが無いようこれから努力していく」と話しました。
判決は6月3日に言い渡される予定です。
