SNK、原田勝弘氏の新スタジオを子会社化 格ゲー界の大物が合流

株式会社SNKは5月13日、原田勝弘氏が5月1日に設立したゲーム開発スタジオに出資し、同スタジオを連結子会社としてSNKグループに迎え入れると発表しました。
原田氏は、「鉄拳」シリーズのプロデューサーとして知られ、格闘ゲーム業界を長年けん引してきた人物です。2025年にバンダイナムコを退社しています。
■ 新たなゲーム開発スタジオ「VS Studio SNK」
新スタジオの名称は「株式会社VS Studio SNK」で、代表取締役CEOには原田勝弘氏が就任しています。

原田氏は大学卒業後に当時のナムコへ入社し、31年間にわたりアーケードや家庭用、VRなど数多くのゲーム開発・プロデュースに携わってきました。特に格闘ゲームのコミュニティ活動や世界各地の大会支援に長年尽力し、現在のe-SPORTS文化の礎を築いた人物の一人としても知られています。
新スタジオの通称である「VS Studio」は、「伝統に挑み、極限を創る / Beyond tradition, crafted to perfection」を理念に掲げています。スタジオ名に含まれる「VS」には、原田氏のルーツである「Video game Soft(VS開発部)」のほか、伝統に挑む「Versus」の精神、さらには「Visionary Standard」「Volition Shift」「Vanguard Spirit」など、革新や挑戦を象徴する数多くの意味が込められているといいます。
原田氏は今回の設立にあたり、「長年にわたりゲーム開発に携わる中で、開発者としてのこれからの時間をどう生きるか、『開発者が最高の実力を発揮できる環境とは何か』を常に考えてきました。VS Studioは、そのひとつの答えでもあります」と思いを語っています。
技術や知見を結集し、情熱を持った仲間とともに最高のゲーム体験を世界中のユーザーへ届けるため、志を共にする新しい仲間の募集も行っていくとのことです。
■ ライバルから仲間へ SNK小田氏「面白くなることは間違いない」
原田氏の合流を受け、SNKの小田泰之氏も喜びのコメントを寄せています。
小田氏は、「我々にとって長年の友人であり、また良きライバルでもあった原田勝弘氏をSNKグループに迎えいれることができ、非常にうれしく、非常に誇りに思います」と歓迎。
さらに「昔から、もしも一緒に仕事をしたら、という仮定の話をする間柄でしたが、今回、それが実現しました。正直、まだ何も決まってはいませんが、今まで以上に面白くなることは間違いないと思います」と、今後の展開への強い期待をにじませました。
格闘ゲーム業界を牽引してきた大物プロデューサーとSNKがどのような相乗効果を生み出し、新たなゲームソフトを世に送り出すのか、世界中のゲームファンから熱い視線が注がれることになります。

