7回、増田のゴロをさばき、二塁へ送球する坂倉(撮影・北村雅宏)

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 「広島4−0ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 いつもと違うピンク色のバットで快音を響かせた。2022年以来4年ぶりに三塁でスタメン出場した広島・坂倉将吾捕手が、ダメ押しの適時打で勝利に貢献。「チャンスで回ってきたし、しっかり気持ちを入れて打つことができた」と集中力を研ぎ澄まし、一振りで勝負を決めた。

 2点リードの七回だ。2死一、二塁で打席へ。試合前まで開幕から11試合連続無失点だった清水が投じた2球目のフォークを右前に運び、二走・菊池がホームイン。塁上で右手を高々と突き上げ、喜びを表現した。

 後輩の姿に奮い立った。七回に代走で出場した辰見が二盗、三盗に成功。最後は菊池の三ゴロでホームに頭から突っ込みタッチアウトとなったが、体を張ったプレーで1点をもぎ取りにいった。「何とか(タッチを)かいくぐってやろうという気持ちを見ていたし、そこは無駄にしちゃいけないと感じていた」と直後の好機で貴重な一打。チーム一丸となって追加点を奪った。

 三塁守備でも軽快なプレーを見せた。初回1死でサンタナの三ゴロを「準備通り」と難なく処理。七回1死一塁では増田のゴロをさばいて併殺を完成させた。

 慣れない守備をこなしつつ「今は打つことを求められているので、そこにフォーカスして、与えられたところでしっかりやっていきたい」と坂倉。頼れる背番号31が、チームを上位へと導いていく。