【北越高バス事故】“白バス運転手”若山哲夫容疑者の「タイヤバースト事件」元教え子が証言 《近隣住民は「目が泳いでいてこちらが不安になるほどだった」》
福島県の磐越自動車道でマイクロバスがガードレールなどに衝突し、北越高校(新潟市中央区)の生徒など21人が死傷した事故で、警察はマイクロバスを運転していた若山哲夫容疑者(68)を逮捕した。
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謝罪する北越高校校長ら ©︎文藝春秋
社会部記者の解説。
「若山容疑者は5月6日、蒲原鉄道(新潟県五泉市)が手配したマイクロバスを運転し、部活動の遠征中だった高校生の稲垣尋斗さん(17)を死亡させたなどとして、過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。取り調べに対し、『(時速)90〜100キロ出していた』『速度の見極めが甘かった』などと容疑を認めています」
「『タイヤがパンクしたよー』と笑っていました」
若山容疑者は、新潟陸上界では名の知れた人物だ。指導者として、2006年に東京学館新潟、18年に開志国際をそれぞれ初の全国高等学校駅伝競走大会へと導いた。ただ、当時からバスを運転する際はスピードを出す傾向にあったようだ。
元教え子が振り返る。
「高速道路ではアクセルを最大限に踏んで飛ばしていた印象です。一度、若山さんが運転するバスでタイヤがバーストする事件がありました。ものすごい音と衝撃でしたが、若山さん自身は『タイヤがパンクしたよー』と笑っていた。男子部員にも女子部員にも力を込めて指導していた記憶があります」
「大丈夫かな、とこちらが不安になるほどでした」
他方、近隣住民によれば、「ここ数年、異変を感じていた」という。
「こちらが挨拶しても返事をしてこなかったり、目が泳いでいて、ボーッとしていることが増えた。黒い軽自動車をよく運転していたけど、大丈夫かな、とこちらが不安になるほどでした」
若山容疑者を巡っては、旅客運送目的の車を運転するのに必要な「2種免許」を所持しておらず、いわゆる「白バス」行為にあたる疑いも浮上している。その若山容疑者にどのような経緯で、運転を依頼したのか。北越高校側は「貸し切りバスの手配を依頼した」とし、蒲原鉄道側は「ドライバーの紹介依頼を受けた」としている。
一体、真相はどこにあるのか――。
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「週刊文春」では、若山容疑者の人物像のほか、北越高校や蒲原鉄道の内情など、本件に関する取材を続けています。情報提供は文春リークスまでお寄せください。
