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クルーズ船での集団感染が疑われているハンタウイルス。「人から人への感染の可能性」も指摘されています。

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アフリカの沖合に停泊するのは、「ハンタウイルス」の集団感染が発生した疑いがあるクルーズ船です。

乗客でしょうか、見つめる先には1隻のボートがあり、防護服を身につけた人が乗っているように見えます。

その後、ボートは岸の方へ向かいます。船上には黒い人影があり、感染した疑いがある乗客とみられます。

クルーズ船「MVホンディウス」には、日本人1人を含む乗客乗員およそ150人が取り残されています。

■乗客「不確かなことが多く…つらい」

この事態を引き起こしているのは、高い致死率を持つ「ハンタウイルス」です。

主な感染源は、ネズミなどのげっ歯類で、かまれるだけでなく、排せつ物に触れることでも感染し、深刻な呼吸器疾患などを引き起こすといいます。

この船では、これまでに症状を訴えた7人のうち、3人が死亡しました。

乗客の1人は…

乗客
「MVホンディウス号に乗船しています。ここで起きていることは紛れもない現実です。私たちは話のネタでも単なる見出しでもない人間です。家族も暮らしもあり、私たちの帰りを待つ人たちがいます。不確かなことが多く、それが一番つらいです」

WHO「人から人へ感染起きた可能性も」

本来、“人から人への感染はまれ”だとされるハンタウイルスですが、WHOは感染経路について、次のような見解を示しています。

WHOの会見
「最初の患者、つまり最初の症例とその妻はアルゼンチンで船に乗りました。ハンタウイルスの潜伏期間は1〜6週間と幅があるため、彼らは船の外で何らかの活動の際に感染したと考えられます」

そして、指摘したのは、人から人に感染した可能性です。

WHOの会見
「非常に密接な接触者、夫婦や同じ客室にいた人たちの間では、人から人への感染が起きた可能性も」