四国の名峰 GWに剣山 映像スケッチ【徳島】
ゴールデンウイーク後半、県内各地がにぎわう中、西日本第二の高峰「剣山」も、多くの登山客で活気に満ちています。
刻々と表情を変える神秘的な山の姿を、映像スケッチでお伝えします。
❝剣山標高1955m❞
4月29日に山開きした剣山。
この時期は、全国から登山愛好家が訪れます。
(登山客)
「兵庫県です」
「東京の江東区から」
「愛知県です」
「広島です」
多くの登山客はリフトを使い、約1時間の登山で山頂を目指します。
(記者)
「ゴールデンウイーク後半、『みどりの日』の剣山にやってきました」
「ご覧のように景色はちょっと見通しが悪いのですが、山頂ではどんな景色が見られるのでしょうか」
5月3日、大荒れの天気に見舞われた山頂付近。
4日の朝も天候は回復せず、加えて気温は7℃と、真冬に逆戻りしたかのような寒さが登山客に追い打ちをかけます。
遠くから来たのに、きょうは良い景色が拝めないかも…。
山頂を目指す人たちの足取りに、影を落とします。
(登山客)
「いきなり晴れてきて、これやったーって」
(広島から)
「いえーい、やっと最高の景色。最高です」
「(剣山)3回目でやっと見えました」
「(これまで)ガスで見えなかった、この景色が見られなかった。きょうは最高です」
(香川から)
「疲れた」
「景色がきれいだったし、山がめっちゃ大きい高い」
(香川と愛媛から)
「頂上来て晴れたし、みんなでご飯食べられて。頂上で食べるおにぎりがおいしい」
(オランダから)
「ビューティフル」
(中国から)
「きれい」
(アメリカから)
「すごい」
登山客の疲れを癒す憩いの場所が、「剣山頂上ヒュッテ」です。
ゴールデンウイーク、お昼時には大勢の登山客が詰めかけます。
(スタッフ)
「食券1番のお客様、お待たせしました」
(剣山頂上ヒュッテ 3代目・新居智次さん)
「ありがとうございます」
頂上ヒュッテの3代目、新居智次さん68歳です。
(剣山頂上ヒュッテ 3代目・新居智次さん)
「4番でお待ちのお客様、お待たせしましたどうぞ。七味とかあるのでお持ちください」
頂上でいただくカレーライス。
そのお味は?
(客)
「おいしいです」
新居さん最近、人気のメニューは何ですか?
(剣山頂上ヒュッテ 3代目・新居智次さん)
「人気で麺が太いんで、よそ(県外)からの方は珍しいんで、結構ご注文あります」
それが、徳島名産の「半田そうめん」。
通常のそうめんより太く、強いコシが魅力です。
疲れた体に、温かい出汁がじんわりと染みわたります。
(客)
「おいしいです」
4日、ヒュッテを利用した人は約900人。
平日の2、3倍の人が訪れたそうです。
(剣山頂上ヒュッテ 3代目・新居智次さん)
「ご遠方、関東などから大勢が来てくれている」
「やっぱり北の方は、本格的な山登りが雪に覆われてできないので」
一方で近年、少し困ったこともあるそうです。
(剣山頂上ヒュッテ 3代目・新居智次さん)
「駐車場に車をとめられない。車をとめる所に時間がかかっている」
近年、海外からの登山客も増えたことで、剣山では今「オーバーツーリズム」が起きているということです。
リフト乗り場がある見ノ越の駐車場はすぐ一杯になり、山を訪れても、なかなか登れないケースも起きています。
再び登山道を見てみましょう。
んっ?疲れちゃったかな?
頂上はもうすぐだよ、がんばって。
こちらでは、埼玉から来たグループとスイス人男性が談笑中。
聞くところ、男性のお目当ては山頂ではなく、ここ中腹からの景色なんだとか。
自分なりの時間を満喫して帰るそうです。
頂上だけが全てじゃない、登山の奥深さを感じさせてくれます。
(滋賀から)
「服装だけ気合かっこつけて来たが、服装間違えました」
登山のスタイルも、十人十色。
愛犬と一緒に登る人。
上下スーツでバッチリ決める人。
赤ちゃんを、おんぶして登る人。
ある登山客が言っていました。
剣山の最大の魅力は「気軽に登ることができ大自然の絶景が味わえること」。
剣山はこれから新緑が深まり、高山植物が花をつけ始めます。
本格的な登山シーズンはまだまだこれから。
