錦織圭

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 テニス男子で元世界4位の錦織圭(36)=ユニクロ=が1日、今季限りでの現役引退を発表した。14年全米オープン準優勝、16年リオデジャネイロ五輪銅メダル、日本男子最高の世界ランク4位と数々の偉業を打ち立ててきた第一人者。近年は度重なる怪我に苦しんできたが「これまでのすべてを振り返ったとき、『やり切った』と胸を張って言える自分がいます」と、SNSで心境をつづった。

 錦織の発表文は次の通り。

 「今日は皆さまにご報告があります。

 このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。

 小さい頃からテニスに夢中になり、『世界で戦いたい』という思いだけを胸に走り続けてきました。

 その中でトップの舞台に立ち、トップ10という場所まで辿り着けたことは、自分にとって大きな誇りです。

 限界に挑み続ける日々の中で、勝利の喜びや敗戦の悔しさ、満員の会場で感じたあの特別な空気は、何にも代えがたいものでした。

 また、度重なる怪我との戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。

 それでも『テニスが好きだ』『もっと強くなれる』という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました。

 そのすべての過程が、自分の人生を豊かにし、今の自分をつくってくれたと感じています。

 どんな時も応援してくださった皆さま、そして常にそばで支えてくれた家族に、心から感謝しています。

 正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはあります。

 それでも、これまでのすべてを振り返ったとき、『やり切った』と胸を張って言える自分がいます。

 テニスという競技に出会えたこと、この道を歩んでこられたことを、心から幸せに思います。

 残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます。 錦織圭

 ◇錦織 圭(にしこり・けい)1989年12月29日、島根県松江市出身。5歳でテニスを始め、13歳から米国の名門アカデミーに留学。07年に17歳でプロ転向した。08年に日本男子で松岡修造に次ぐ2人目のツアー優勝。14年の全米オープンでは、四大大会シングルスで日本選手初の準優勝を果たした。16年リオデジャネイロ五輪では日本テニス界86年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。21年東京五輪ベスト8。世界ランキングの最高は4位。20年12月に元モデルの山内舞さんと結婚。現在は2児のパパとなっている。