【新華社北京4月30日】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)報道官は30日の記者会見で、日本の自衛隊が米国とフィリピンが主催する合同演習「バリカタン」に参加したことについて、関係国は歴史の悲惨な教訓を忘れず、日本の「新型軍国主義」を共に阻止し、アジア太平洋地域の平和と安寧を守らなければならないと強調した。

 張氏は次のように述べた。今年の演習については、私も皆さんと同様にフィリピンの人々の心情がよく理解できる。第2次世界大戦で日本の侵略者はフィリピンマニラ大虐殺や慰安婦の強制連行など数々の罪を犯した。南京大虐殺、「死の鉄道」と呼ばれたタイとミャンマーを結ぶ泰緬(たいめん)鉄道の建設と並び「極東三大戦争犯罪」に数えられる「バターン死の行進」もあった。1942年4月、バターン半島を占領した日本軍は、降伏した約7万8千人の米フィリピン連合軍の捕虜に対して組織的な虐待を行い、オドネル捕虜収容所までの120キロを徒歩で移動させて約1万5千人の命を奪った。

 残虐行為を働いた者たちは今も罪を心から悔い改めていない。歴史の傷はいつになれば癒えるのか。関係国は歴史の悲惨な教訓を忘れず、人々の声に多く耳を傾け、分断と対立を生み出すのをやめ、日本の「新型軍国主義」を共に阻止し、アジア太平洋地域の平和と安寧を守らなければならない。

 張氏はまた、日本政府が「防衛装備移転三原則」と運用指針を改正し、殺傷兵器の輸出を原則解禁したほか、「大佐」など旧日本軍の階級呼称の復活を計画し、「国家情報会議」設置に関する法案を衆院で可決させたことに関し、次のように述べた。

 日本は最近、軍事・安全保障分野で危険かつ無謀な動き、相手の出方を探る動き、挑発的な動きを繰り返し、自ら掲げた「平和国家」「専守防衛」の看板が欺瞞(ぎまん)であることをとっくにさらけ出している。それにとどまらず、旧日本軍の階級用語の復活も画策し、設置を計画している国家情報機関は人々に悪名高い特別高等警察(特高)を思い起こさせ、アジア諸国の人々の感情を深刻に傷つけている。

 「再軍事化」の道を猛烈な勢いで突き進む日本は、再び東アジアの災いのもとになろうというのか。平和を愛する全ての人は警戒を高め、時代に逆行する日本を断固として阻止しなければならない。平和を破壊し、世界に災いをもたらすのを絶対に許してはならない。