大森元貴(C)日刊ゲンダイ

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【桧山珠美 あれもこれも言わせて】

ミセス大森元貴「かまってちゃん化」に心配の声…“たすけて騒動”に熱愛匂わせ、SNS画面を「真っ黒」に

 ミセス、ミセスと最近なにやら騒がしい。ちなみに、ミセスとは、Mrs. GREEN APPLEのこと。3人組のミュージシャンで年末恒例の「輝く!日本レコード大賞」では2023年から3年連続で大賞を受賞した。これはバンドとしては史上初の快挙。

 カラオケに行ってもいまだに中島みゆきしか歌わない、最新の音楽事情に疎い私がミセスの名を知ったのは23年4月。清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠がトリプル主演した連ドラ「日曜の夜ぐらいは…」の主題歌「ケセラセラ」だった。当時は知る人ぞ知るだっただろうが、そこから今に至るまで快進撃が続く。

 最近は音楽だけにとどまらずドラマ、バラエティーなどでも活躍している。まずフロントマンの大森元貴。楽曲のほぼすべてを担い、ボーカルとしての表現力は圧倒的だ。

 昨年は映画「#真相をお話しします」に菊池風磨とダブル主演、朝ドラ「あんぱん」にも出演し、劇中で弾き語りなども披露し、演技も合格点。今の朝ドラ「風、薫る」の主題歌「風と町」もミセスの楽曲だ。

 ギターの若井滉斗は、4月からNHKの語学番組「ハングルッ!ナビ」に出演。キーボードの藤澤涼架は、前クールの連ドラ「日曜劇場 リブート」で永瀬廉演じる冬橋の相棒を演じた。3人でCMに出演するなどテレビで見ない日はない。

 そんな彼らが今春ついに冠レギュラー番組を持った。TBS系月曜夜9時の「テレビ×ミセス」。

 コンセプトはテレビとミセスが本気でコラボするバラエティー。

 出演はミセスの他、陣内智則が進行役を務める。20日はモーニング娘。OGの中澤裕子、保田圭、矢口真里と巨大すべり台クイズで対決した。彼女らが現役時代、「うたばん」でよくやったゲームだが、当時のMCは石橋貴明と中居正広だったが。

 何より印象的なのはミセスもモー娘。OGも本気で挑んでいること。さらにこの日は巨大扇風機の風に耐えながら笑顔で撮影に挑む「強風ベストショット」にもミセスが挑戦。若手芸人さながらに体を張っていた。

■過去の焼き直しでもいいじゃないか

 近年のバラエティーはトークやロケ中心でセットを使った体当たり企画は減りつつある。そんな中であえてそのど真ん中に飛び込んでいくミセスの姿は新鮮だ。これって言ってしまえば過去の人気企画の焼き直し。だが、それが結構面白い。ゼロからまったく新しいものを生み出すのが難しいのなら、かつての成功企画を今の感覚でアップデートすればいい。その入り口にミセスがいるならなお結構。

 その昔、サザンオールスターズが深夜「サザンの勝手にナイトあっ!う〇こついてる」なるコント番組をやっていた。音楽だけにとどまらず、テレビというフィールドでも遊び尽くす。その姿勢はミセスにも重なる。ミセスは令和のサザンになれるか。テレビ復活はミセスの肩にかかっている。

(桧山珠美/コラムニスト)