中国紙、高市氏を名指し批判 靖国奉納「誤った歴史観」

【北京共同】22日付の中国共産党機関紙、人民日報は靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を奉納した高市早苗首相を名指しで批判する国際評論を掲載した。「高市氏という日本の右翼政治家が誤った歴史観に固執し、平和と正義に背く道を歩み続ければ、国際社会の厳正な監視と歴史の公正な審判に再び直面することになる」と断じた。
評論は「鐘声」というペンネームで書かれ、国際問題で中国の公式な立場を示すことで知られる。国営通信新華社は22日、高市氏が「軍国主義の象徴として悪名高い靖国神社」に玉串料を納めたと報じた。
人民日報の評論は今年が極東国際軍事裁判(東京裁判)の開始から80年という「特別な年」に当たると指摘。高市氏が靖国への奉納で「人類の良識を踏みにじり、歴史の正義を公然と冒涜した」と非難した。海上自衛隊の護衛艦による台湾海峡通過や熊本県と静岡県への長射程ミサイル配備、防衛装備移転三原則の改定を挙げ、靖国への奉納と同様に「新型軍国主義の妄動だ」と主張した。
