KNB北日本放送

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当時高校生だった娘に、黒部市の自宅で性的暴行を加えたとして、一審で実刑判決を受けた父親の控訴審で、名古屋高等裁判所金沢支部はきょう、父親の控訴を退けました。判決を受けて娘は「本当につらい時間だったが、改めて全面的に訴えを認めてもらい安どしている」と話しました。

きょう、名古屋高裁金沢支部に入る福山里帆さん(26)。

判決などによりますと、里帆さんの父の大門広治被告(54)は、2013年から複数回にわたり、里帆さんに性的暴行を加えていました。

そして、2016年には黒部市の自宅で、当時高校生だった里帆さんが抵抗できない状態で性的暴行を加えたとして、準強姦の罪に問われました。

一審の富山地裁は、去年10月に判決を言い渡しました。

「家庭内という発覚しにくい状況の中で、里帆さんが心理的に追い込まれ、抵抗できない状態に陥っていることに乗じた、悪質性が高い常習的な犯行」として、懲役8年の実刑判決を言い渡していました。

大門被告はこれを不服として控訴。

そして、迎えたきょうの控訴審判決を、里帆さんは傍聴した一方、大門被告は出廷しませんでした。

名古屋高裁金沢支部は、「一審判決に誤りはなく、量刑についても未だに不合理な弁解をしていて見直す余地はない」として、大門被告の控訴を退けました。

きょうの裁判を傍聴した娘の里帆さんは。

大門被告の娘 福山里帆さん
「全面的に相手方の言っていることを否定して、私の言っていたことを、前回と同じように認めてくださったことを、より安心して今この場にいることができます。反省はしていないと私は感じています。反省をしたのであれば、自分が8年間そこに入って、何が悪かったのかよく考えてほしいなと思います。これ以上親として失望させないでほしい。一人の大人として、少しでも尊敬できる大人であってほしいと、心の底からそれだけは願います」

里帆さんはこのように胸の内を語りました。