春ニットの完成形、見つけた。「ウール×再生ポリエステル」素材でドライをキープ
ニット系ウェアの完成形、と言っても言いすぎではないと思う。BRING(ブリング)の「WUNDERWEAR シームレスクルーネック」(税込17,600円)を着ると納得してもらえるはずだ。ハイカー向けに設計されながら、街でもとにかく着心地がいい。こだわり抜いた素材、サイズ感、シルエット。すべてが噛み合った結果としての快適さがこの一枚にはある。
着ればわかる。本当の「いいとこ取り」とはこういうこと
独自の再生ポリエステル「BRING Material™」をコア素材に採用し、サーキュラーエコノミーの実現を目指すアパレルブランド「BRING」。機能性の高さから、アウトドアに限らず、日常着やリラックスウェア、スポーツ用途まで幅広く支持を集めている。
なかでも、抜群の着心地を実現しているのが「WUNDERWEAR」シリーズだ。再生ポリエステル「BRING Material™」とメリノウールをブレンドし、天然素材と化学繊維、それぞれの強みを掛け合わせた独自素材を採用している。
単なる環境に配慮したウェアにとどまらず、着心地や機能面までしっかり作り込んでいるのが、このシリーズの特徴だ。
WUNDERWEARシリーズの核となるのは、エクストラファインメリノウールと、BRING独自の再生ポリエステルの組み合わせ。
特筆すべきは、そのポリエステルが繊維由来であること。一般的な再生ポリエステルがペットボトル由来であるのに対し、BRINGでは、衣服から衣服へと循環させるために、あえて繊維由来にこだわっている。過剰生産や廃棄といった衣服の課題に対する明確なアプローチだ。
そして、この素材構成がそのまま機能に直結している。
調温、防臭、通気性、高耐久性、そして家庭洗濯可能。これだけの機能を持ちながら、あくまで自然由来というのがうれしい。
特徴的な凸凹の編み地は、衣類内にデッドエア(衣服の内部の動かない空気)をため込み、体温をキープしつつ、同時に通気も確保する。肌との接地面が減ることで、汗をかいても張り付きにくく、素肌で着てもドライな着心地を維持できる。
防臭に関しても、ウール本来の特性がそのまま活きている。汗をかいてもニオイが出にくいのは、繊維の表面に水分が残りにくく、臭いの原因となるバクテリアや菌の繁殖が抑えることができるから。大量の汗をかく山行でも、荷物を減らした旅行でも、長時間着るシーンではかなりありがたいポイントだ。
さらに構造面も抜かりない。
ホールガーメント製法による一体成形で、抜群のストレッチ性を確保。つっぱり感も着用時のストレスも少なく、レイヤリングしてもごわつかない。
そしてウールでありながら、家庭でそのまま洗えるという扱いやすさ。すぐに乾くので日々の洗濯物のなかでも一二を争う速乾性だ。
つまり、ウールの快適さと、ポリエステルの実用性。そのいいとこ取りをかなり高いレベルで成立させているのだ。
カラバリでストックしたいニットの完成形
「WUNDER」という名前はドイツ語で「奇跡」を意味する。さすがに言い過ぎでは、と思っていたが、着てみるとあながち間違っていないと感じている。
まず、とにかく肌ざわりがいい。思わず顔をうずめたくなるような柔らかさで、ウール特有のチクチク感は素肌で着ていても皆無。素肌に直接着たくなる肌触りだ。
そして、ハイカー向けに設計されているだけあって、実用面も優秀。山で使えばしっかり暖かく、それでいて汗をかいても乾きが早い。洗濯しても乾きが早く、日常のローテーションにも組み込みやすい。なんなら一度や二度着た程度は洗濯しなくもいいだろう。
シルエットはタイトすぎない設計で、着圧感がなく、街着としても違和感がないバランスに仕上がっている。着丈はやや長めで、タックインして体を温める使い方にも対応。
カラー展開も豊富で、毎シーズン新色が追加されている。シェルの下からチラッと見える色で遊べるのも、この手のウェアとしては楽しいポイントだ。
また、クルーネックに加えてフーディー、ハーフジップフーディと展開されているのもポイント。それぞれ用途に応じて選べるが、まず一枚目ならクルーネックが扱いやすい。
機能も、着心地も、使い勝手もすべてが高い次元でまとまっている。結果として、気づいたらこればかり着ている一着。こういう服に出合うことは、人生でそう何度もあることではないと思う。
