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富山市に整備された学びの多様化学校「古志はるかぜ学園」の開校式と転入学式が、きょう行われました。不登校の子どもたちなどのために、教育課程を柔軟に編成できるのが特徴です。

富山市浜黒崎に開校した学びの多様化学校「古志はるかぜ学園」は、小中一貫校で、小学生14人と中学生22人が転入学しました。
学びの多様化学校は、国の指定を受け、教育課程を柔軟に編成できるのが特徴で、北陸では初めての設置です。転入学の対象は、富山市内に住む不登校や登校が不安定な児童生徒です。心のゆとりを持てるよう、通常より登校時間をおよそ1時間遅らせているほか、年間の授業時間も1割以上少なくなっています。また「マイタイム」という時間が毎日設けられ、興味や関心に応じて学ぶことができます。

学園は、先月閉校した浜黒崎小学校の校舎を活用していて、ひとりで集中したいときに使える個別学習スペースや、心を落ち着かせたりカウンセリング指導員に相談したりできる「はるかぜルーム」などが設けられています。学園では、きめ細かな対応ができるよう、現時点で児童生徒36人に対し教職員19人を配置しています。

市内の不登校の児童生徒は、2024年度はあわせて1084人で、近年は増加傾向にあります。富山市教育委員会は、学びの多様化学校の設置のほか、外部とのつながりを持つことが難しい子どもたちに向けて、去年10月から仮想空間を活用したコミュニケーションの場を提供しています。

富山市教育委員会 学校教育課 前田将靖課長
「社会的自立という大きな目標に向かって一歩一歩施策を進めていきながら、ひとりでも多くのお子さんたちがいろんな大人とつながる場所を、学びの選択肢を提供していきたいと考えています」

「古志はるかぜ学園」では随時、見学や体験入学を受け付けているということです。