50歳会社員、手取りは「月35万円」です。同い年の友人はもっともらっているようなのですが、同年代の平均年収はどれくらいなのでしょうか?

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同年代の友人と収入の話になった際、「自分の収入は平均と比べてどうなのか」と気になる人もいるでしょう。特に、手取り額で比較してしまうと、実際の水準が分かりにくい場面もあります。 収入を客観的に把握するには、額面年収と手取りの関係、そして統計データを踏まえて整理する必要があります。 本記事では、50代の平均年収と、手取り「月35万円」の位置づけについて確認します。

手取り「月35万円」は額面ではどの程度か

まず、手取りと額面の関係を整理します。
手取り額は社会保険料や税金が差し引かれた後の金額であり、扶養家族の有無などによっても変わりますが、一般的に額面の75~85%程度になるとされています。
この前提で考えると、手取り月35万円の場合、額面はおおよそ月41万円~47万円程度と推計されます。年収に換算すると、500万円~570万円程度の水準となります。
つまり、手取り35万円という数字だけを見ると、平均的な会社員の年収帯に位置している可能性があると考えられます。

50代の平均年収はどのくらいか

次に、実際の平均年収を確認します。
国税庁長官官房企画課「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体の平均給与は478万円とされています。男女別では男性587万円、女性333万円となっており、性別による差も見られます。
年齢別で見ると、50~54歳の平均給与は男女計559万円(男性709万円、女性363万円)、55~59歳では男女計572万円(男性735万円、女性356万円)となっています。
このように、50代は給与水準が比較的高い年代とされており、特に男性の場合は700万円前後が平均となっています。
 

手取り「月35万円」は平均と比べてどうか

これらのデータを踏まえると、手取り35万円(年収換算で約500万円~570万円)は、50代全体の平均と比較するとおおむね平均付近、またはやや低めの水準と考えられます。
特に、男性の平均年収と比較した場合には差があるように見えますが、これは企業規模や役職、業種による影響が大きいことが考えられます。
また、非正規雇用を含めた平均で見ると、必ずしも大きく下回っているとは言えない水準でしょう。
つまり、「平均より低いかどうか」は、比較する対象によって見え方が変わる点が重要です。
 

「手取り比較」は注意が必要

友人と手取り額で比較する際には注意が必要です。
前述の通り、手取りは、扶養家族の有無や社会保険の加入状況、企業の制度などによって大きく変わります。そのため、同じ年収でも手取り額が異なるケースは珍しくありません。
また、ボーナスの有無や割合によっても、月々の手取りの印象は大きく変わります。このため、収入を比較する際には、年間の額面ベースで確認することがより実態に近いといえるでしょう。

収入は「平均」と「自身の条件」で見る

収入の評価は、単純に平均との比較だけで判断できるものではありません。
同じ50歳でも、役職の有無、企業規模、転職歴、働き方などによって年収は大きく異なります。また、残業時間や福利厚生なども実質的な収入に影響します。
したがって、「平均より高いか低いか」だけでなく、自身の働き方や生活とのバランスも含めて捉える必要があります。

まとめ

手取り月35万円は、額面ベースでは年収500万円~570万円程度に相当すると考えられます。
50代の平均年収は男女計で560万円前後とされており、この水準と比較するとおおむね平均付近、もしくはやや低めの位置にあると考えられます。
もっとも、平均値は属性によって大きく異なるため、単純比較には注意が必要です。手取り額だけで判断するのではなく、額面年収や働き方の条件も含めて、自身の収入水準を整理することが重要といえます。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和6年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(15ページ)、〔年齢階層別の平均給与〕(21ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー