大分県日田市田島の「大原大しだれ桜」が今年も見頃を迎えた。夜間はライトアップされ、迫力ある夜桜を楽しむことができる。この見頃の時期に、桜の枝が十数カ所切られるという悲しい出来事が起こった。切れたり折れたりした箇所から菌が入って枯れる恐れもあり、関係者は心を痛めている。

 大原大しだれ桜は市の指定保存樹。林業関連用品を扱う「リタプラス」(同市)が所有・管理する。同社によると、切られているのが見つかったのは23日夜。その後、切断面に抗菌剤を塗布し応急処置を施した。

 過去に切られたとみられる痕跡も複数確認された。それらの枝には、花は咲いていないものもある。同社総務企画部の川崎弘部長は「なぜ枝を切ったのか分からないが、切ることで枝を枯らすことになる。自然を愛する気持ちで、桜を楽しんでほしい」と話した。

 (菊地俊哉)