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自宅と同じように水拭きや掃除機で清掃

ついにイヤな花粉の季節がやってきた! なんて思っている人は多いのではないでしょうか? 毎年のこととはいえ辛い思いはしたくないものです。

そこで今回は、自分で手軽にできる車内の花粉対策についてお話をしましょう。


サンワダイレクトのハンディクリーナー『200-CD086』(3980円)。シガーライターソケットから電源取得ができる自動車専用モデルで、小石も吸い取れる吸引力を持つ。    サンワダイレクト

そもそも量の多少はあれ、花粉はすでにクルマの中に入り込んでいるわけですが、これは掃除をするしかありません。

まずはシンプルに水拭きです。乾拭きでは花粉を舞い上がらせて拡散してしまうので、ここは必ず水拭きにしましょう。マイクロファイバークロスなど、汚れを掻き取る能力の高いウエスや市販の室内用ウェットシートクリーナーを使うのがオススメです。

すき間などに入り込んでいる花粉は掃除機で

シートや内張りパネルのすき間などに入り込んでいる花粉については掃除機の出番です。

自宅に隣接するような駐車場であれば、普段お部屋で使っているものが強力で使い勝手が良いです。駐車場が自宅から離れている、またはコードレスタイプを使っていないならば、充電池内蔵タイプや自動車用12V電源が取得できるハンディクリーナーが便利でしょう。

掃除機が使いにくいエアコン吹き出し口付近など凹凸面については、ハンディモップなども活用すると良いです。ホームセンターなどでは家庭用の安価なものも豊富に揃っています。

そしてなんといっても、日頃より花粉の存在を意識し、車内に多く入り込まないよう工夫することも必要です。

窓やドアの開閉を最小限にとどめたり、エアコンを内気循環モードに切り替えるのも有効な対策のひとつです。

クルマにも空気清浄機を

今度は常時車内空間をクリーンに保つための対策です。

これには空気清浄機を活用しましょう。自宅でも利用している方は多いでしょうが、車載用が多くのメーカーからリリースされています。


シャープのプラズマクラスターイオン発生機『IG-NX15』(実勢価格:1万6500円前後)。花粉や細かなホコリ(約10マイクロメートル以上)を約80%捕集する花粉キャッチフィルターを装備するうえ、車内の6大付着臭を消臭。    シャープ

クルマでの使用を前提に作られているため、ドリンクホルダーに納まるほどコンパクトで場所を取らなかったり、シートやフロアマットにベルトで取り付けられるなど、設置性に優れています。電源はUSBやシガーライターソケットなどから取得できます。

このような製品でもっともポピュラーなのは、高性能フィルターを搭載しているタイプです。

車内の汚れた空気を取り込んでフィルターが花粉など細かな異物をキャッチし、きれいな空気を拡散します。ただし効果を発揮しますが、フィルターの定期的な清掃や交換は必要となります。

車内の不快な臭いを消したり、除菌や抗菌などの効果

多くのモデルでは、メーカー独自にプラズマクラスター、イオン、オゾンなどの発生器を組み合わせており、花粉の除去に加えて車内の不快な臭いを消したり、除菌や抗菌などの効果を発揮します。

車内に常備しておけば、一年中さまざまな場面で活躍をし、小さな子どもやお年寄りを乗せる機会が多い人は特に重宝するでしょう。

以前はメジャーメーカーによる高価なモデルが市場の中心でしたが、現在ではネット通販などを中心に数千円から買えるモデルが増えてきていて、導入しやすくなっています。

また、似たような形態のアイテムとして、車載用の加湿器があります。こちらは車内空間の水分量が増えることで花粉が舞いにくくなったり、鼻やのどの不快感を軽減するという効果が得られます。

エアコンフィルターを高機能タイプに交換

エアコンフィルターの交換も有効な方法です。

ほとんどの車種のエアコンにはフィルターが装備されており、車外から外気を導入する際には砂やホコリなどをろ過しています。このフィルターをノーマルタイプから高機能タイプに交換すると、花粉にも対応します。


カーメイトのエアコンフィルター『ドクターデオ・プレミアム・エアコンフィルター』(実勢価格:4980円前後)。高性能三層構造により花粉やPM2.5を除塵するのはもちろん、各種の抗菌&抗ウイルス効果を備えている。    カーメイト

製品によって機能性は異なりますが、最上級グレードのものであれば、花粉のほかにもPM2.5やカビの胞子、ダニの死骸などもキャッチでき、細菌やウイルスなど目に見えないサイズのものにまで効果を発揮します。

また、消臭効果にも優れており、不快なタバコ臭やカビ臭などの退治まで可能です。

ニーズや価格に合わせて幅広い製品から選べる

市場にはさまざまなタイプがあり、自分のニーズや価格に合わせて幅広い製品から選べますが、車種によってそれぞれ形状が違うため購入時には車名やグレード名、車両型式などで適合確認を行う必要があります。

一般的な車種では助手席側の足元、グローブボックスの奥に装着されていることが多いです。ユーザー自身で簡単に取り付け作業ができる場合は、車両の取扱説明書やフィルター付属の取り付け説明書に、作業解説が掲載されています。

全国のほとんどの地域で花粉シーズン真っ只中となり、例年通りであれば6月頃まで油断ができない状況です。クルマに乗り込む前に衣服をはたいて花粉を落とすなどの基本的な対策に合わせて、自分でできる限りの車内花粉対策を施して、春ドライブを楽しみましょう。