この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

YouTubeチャンネルで公開された『AI業界の覇権。Microsoftも勝てない●●が絶対に倒れないワケ』では、実業家のマイキー佐野氏が、アメリカAI業界の勢力図とその裏側にある資本構造を読み解いた。佐野氏は、OpenAIがNVIDIA、Microsoft、AMDといった主要企業を巻き込み、巨額の契約と投資を引き寄せている点を挙げ、「ここまで巻き込んだら潰しようがない」と語る。スターゲート計画だけで約5,000億ドル、関連企業の時価総額上昇は合計6,300億ドルに達するなど、OpenAIが市場そのものを動かす“中心軸”になりつつあると強調した。

その背景にあるのが、OpenAIのCEOサム・アルトマンの存在だ。佐野氏は、アルトマンがかねて語ってきた「妄想レベルに自分を信じる」「他人にも信じさせる」という姿勢を紹介し、巨額の構想を実際の資金移動へ変え続けている点が、OpenAI経済圏を押し広げていると指摘する。NVIDIAやOracleなど巨大企業が次々と巻き込まれ、AI産業の力学そのものが大きく組み替わっている構図を示した。

ただし佐野氏は、OpenAIを過大評価しているわけではない。動画の中盤では、「サービスではOpenAIが最強クラスだが、企業レベルで最強に近いのはGoogle」と述べ、総合力の差を客観的に整理する。GoogleはTPUを含む自社チップ、Geminiをはじめとしたマルチモーダルモデル、Google Cloud、さらにミドルウェアまで垂直統合できるため、AI産業を総合的に押さえ得る唯一のプレイヤーだと分析した。

一方、MicrosoftはOpenAIモデルを最速で自社クラウドに提供できる立場を持ちながらも、進行中の流れは「Microsoft+OpenAI経済圏」ではなく「OpenAI中心の経済圏」であると佐野氏は見る。国家レベルに広がる計画が動き出している以上、Microsoft単体ではこの潮流を止めることは難しいという判断だ。

加えて、OpenAIの対抗勢力としてAnthropicにも注目する。AnthropicはGoogleとAmazonが主要出資者であり、企業向け高単価領域ではOpenAI以上の強みを持ち得ると説明する。収益性や顧客ターゲットが異なるため、単純な比較ではなく“どの市場に強いか”で勢力図が変わる、と佐野氏は語る。

動画後半では、Microsoft・NVIDIA・Amazon(AWS)・Googleといった主要プレイヤーの強みと弱点が整理される。Microsoftは既存の業務ツールとの統合力で優位性を持ち、NVIDIAはGPUとミドルウェアでインフラの中心を押さえる。AWSは専用チップを武器に企業向けインフラを強化し、Googleは垂直統合で最も広い領域を網羅する。OpenAI自身はサービス面で突出しながらも、ハード・ミドルウェア面では課題を抱え、Broadcomと組んで自社チップ開発を進める段階にあると指摘した。

こうして佐野氏は、AI業界が単一企業の競争ではなく、ハード・ミドルウェア・クラウド・サービス各レイヤーごとに覇権が分かれる多層構造になっている点を強調する。どの企業がどの階層を押さえようとしているのかを理解することで、初めて業界全体の動きを読み解けるという視点だ。

本編は、AI業界の構造変化や主要企業の戦略を把握したい人にとっても非常に参考になる内容である。

チャンネル情報

マイキー佐野です経済・金融・投資・経営・最新の研究やニュースなど様々なテーマについて、ズバズバ切り込んで話していきます〜2021年より最新の学術理論、経営学、経済学、社会学を紹介するYouTube「マイキーの非道徳な社会学」を開始現在はアカデミズム関係者・経営者・投資家・学生が参加するビジネススクールも運営