橋下徹氏、斎藤知事に苦言連発「知事失格」「表現の自由?無茶苦茶」「自分を守るためには違法な権力行使」

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新。兵庫県の斎藤元彦知事が15日に県庁で行った定例会見で、自身のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の私的情報とされるデータが漏洩し、県の第三者委員会が県職員による関与の可能性が高いと指摘したことについての対応についての問題点や批判、苦言を連続投稿した。
【写真】「知事失格」と苦言を呈された兵庫県の斎藤元彦知事=県庁
橋下氏は、同日未明に更新したXで、斎藤氏が漏えい情報の削除要請について「表現の自由」「ハードルが高い」などとして消極的な姿勢を示したことについて「(自身に対する)告発潰しにあれだけの権力を行使したのだから削除要請など簡単だろ? 自分の名誉を守るためには違法な権力行使をやって告発文書を止めに行ったのに。」と指摘した。
さらに、同氏は「自分の名誉を害することには必死になって情報源を探索して違法・不当な処分を断行。他方、自分の疑惑を告発してきた県民局長の名誉を害することは確認もせず知らん顔。あの情報を見て、県職員が漏洩した可能性が高いなら普通は必死に削除要請するわ。自分の疑惑を告発した県民局長の名誉を害するこの情報が公になるほど告発の信憑性が低下するとでも思ってるのかね。」と苦言を呈した。
一夜明け、橋下氏は同日朝に更新したXで、斎藤氏が告発者の私的情報のSNS拡散への削除要請をしない理由として述べた「法的ハードルが高い」「表現の自由」という理由に対して「無茶苦茶。」と断じ、「職員の情報漏洩にも表現の自由?削除要請に法的要件がある?それなら元県民局長の告発にも表現の自由があるし告発者への対応にも法的要件があるんだよ!」と一喝した。
さらに、橋下氏は連続投稿。斎藤氏による「削除要請に法的要件がある」という回答に対して「これだけ厳格に緻密に削除要請の法的要件を検討するなら、自分の疑惑の告発について公益通報者保護法をもっともっと厳格に解釈せなあかんで。」と皮肉を込め、「知事失格」と断罪した。
(よろず~ニュース編集部)