「前線で孤立、決定力不足、守備をしない」一部のマドリーサポからエムバペへの不満が噴出【現地発コラム】
数字上では、ここまでラ・リーガで7試合に出場し5ゴール(うち3ゴールがPK)、チャンピオンズリーグで1ゴール、UEFAスーパーカップで1ゴールを記録している。もちろんエムバペの特別なステータスを考えると、数字を残すだけでは評価されない。
一部のマドリディスタはそれでも前線において孤立気味で、決定力に欠け、得点数が多いのはPKで帳尻合わせているに過ぎず、守備をしないと主張する。
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私にはエムバペを疑うこと自体面倒だ。いうなれば彼は試合中ずっとチームを点滅させ続け、ここという場面で押せば、勝利をもたらす魅力的すぎる赤いボタンだ。ポジションを下げてボールを捌き、CBを引きつけ、サイドに流れ、いとも簡単にDFの背後を突いてしまう。シュツットガルト戦のゴールでは、対峙していたマーカーははなから加速するエムバペを追うのを諦めて、フリーでシュートを許した。
適応のスピードにも個人差というものがある。エムバペのそれはジュード・ベリンガムとは全く異なる一方で、ジネディーヌ・ジダンに近いものがあるかもしれない。だから時間の経過とともに、スプリント力は相手DFにとってより息苦しいものとなり、マドリーにとってピッチ上での彼の存在は、特にボックス外において、より有益なものになっていくはずなのだ。
現在のエムバペは、一部のマドリディスタよりも、マークするのに四苦八苦している対戦相手からより信頼されている。自軍のファンに愛されるよりも敵軍のファンに恐れられている。
そんななか、マドリーはエムバペに加えて、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エンドリッキという個性の異なる4人のストライカーをひけらかしている。
エスパニョール戦(マドリーが4−1で勝利)でエムバペはPKの1点のみで終わったが、流れの中から4点を決めてもおかしくはなかった。遅かれ早かれエムバペはゴールを保証しながら、フィニッシュの局面以外でも存在感を示していくはずだ。
文●マヌエル・ハボイス(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
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