小竹(左)と何度もマッチアップした金子(右)。(C)SOCCER DIGEST

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 その瞬間、24番は相手のボールをカットし、勢いよく前線へ走り出すと、最後はゴールまで決めてみせた。

 7月31日、第47回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が行なわれ、FC東京U-18が清水エスパルスユースに4−2で勝利した。試合は清水に先制を許して前半を折り返すものの、後半にFC東京が一挙4得点。逆転での決勝進出を決めている。

 右SBで先発したDF金子俊輔は、この試合で自身の持ち味を攻守両面で発揮した。
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 前半は相手の左SHに入ったMF小竹知恩への対応に奔走。キレのあるドリブルを特長とするアタッカーに対し、金子も武器であるスピードで応戦した。実際に対戦して「自分も足が速いほうだけど、(小竹は)足が速く身体も強かったので脅威だった」と明かしている。

 それでも「負けられないという気持ちを見せて封じ込めた」と後半はチャンスを作らせず。小竹は65分で途中交代となった。

 チームは44分にCKから同点に追いつくと、53分、60分とFW山口太陽が2ゴールを記録し、FC東京が完全に流れを掴む。そして迎えた68分、金子が自陣で猛烈にプレッシングをかけてボールを奪うと、ドリブルで相手陣内へ運んでいく。

 ボールはFW吉田綺星、MF佐藤龍之介と中央から左へつながり、最後はゴール前で待っていた金子の元へ。落ち着いて流し込んだこの得点を「自分らしいゴール」と振り返っている。

「相手を追いかけてボールを奪ったり、ドリブルから味方に預けてもう一度もらったりするのは、自分の特長でもある。シュートの時は緊張したけど、抑えることができて良かった」

 スピードに乗ったドリブルとアグレッシブな攻撃が大きな4点目を生んだ。前半、1対1の守備対応で見せていた速さという武器は、後半にはカウンターのスイッチとなっていた。準決勝の舞台で“らしさ”を存分に発揮した。

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)