なんと中国が1万2992基の低軌道衛星ネットワークを構築してStarlinkの人工衛星を妨害する可能性大、「Starlink衛星は他の衛星を破壊できる」と主張

SpaceXが展開するStarlinkを筆頭に、数千台の人工衛星を打ち上げてインターネットサービスを提供する衛星インターネットサービスが複数の事業者によって商業化されています。そんな中、新たに中国が「1万2992基の人工衛星を打ち上げて衛星インターネットサービスを提供する計画」を立てていることが明らかになりました。プロジェクトチームは「Starlinkの人工衛星は攻撃能力を有している」と主張し、人工衛星を配備することでStarlinkからの攻撃を防げると述べています。
https://www.scmp.com/news/china/article/3211438/china-aims-launch-nearly-13000-satellites-suppress-elon-musks-starlink-researchers-say
中国で計画されている衛星インターネットサービスプロジェクトには、「GW」というコードネームが付けられています。GWプロジェクトでは1万2992基の人工衛星を低軌道上に送り込むことが計画されており、人工衛星の打ち上げは「Starlinkの人工衛星配備が完了するより前」に完了するとされています。
GWプロジェクトが名指ししているStarlinkは記事作成時点までに3000基以上の人工衛星を打ち上げており、日本を含む世界中の国々でインターネットサービスを提供しています。また、Starlinkは2027年までに人工衛星の数を1万2000基にまで増やすことを計画しています。

by Official SpaceX Photos
上記のようにStarlinkの人工衛星が急速に増加している中、中国では「現在の宇宙監視・防衛能力では、これほど多くの人工衛星に対処できない」という問題が顕在化しているとのこと。また、GWプロジェクトチームは「Starlinkの人工衛星には宇宙環境監視センサーが搭載されており、アメリカ国防省からデータを受信して位置を調整できる」「Starlinkの人工衛星は、その機動力を利用して、宇宙空間でターゲットを攻撃・破壊する可能性がある」と述べ、Starlinkの人工衛星には攻撃能力があると主張しています。
GWプロジェクトで打ち上げ予定の人工衛星には強力なレーダーシステムが搭載される予定で、「Starlink人工衛星の近距離・長期監視」が可能とのこと。さらに、プロジェクトチームは「中国および機密地域を通過するStarlink人工衛星」をレーザーや高出力マイクロ波で破壊する計画があることも明かしています。
