MESA, AZ - MARCH 24:  Munenori Kawasaki #66 of the Chicago Cubs attempts to field the ball in the fifth inning during the game against the Cleveland Indians during a spring training game on March 24, 2017 in Mesa, Arizona.  (Photo by Lisa Blumenfeld/Getty Images)

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 いよいよ「球春到来」となったプロ野球

 各球団優勝へ向け、課題をクリアにし、スキルアップを図るなど大事な期間となるこの1ヶ月。

【動画】川粼宗則氏と鳥谷敬氏が語る「日本とメジャーのキャンプの質の違い」

 そんなプロ野球のキャンプについて、日本のプロ野球のみならずメジャーリーグで活躍し、現在は独立リーグにてプレーする川粼宗則氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、自身が感じたキャンプの捉え方、さらにはメジャーキャンプとの違いについて語った。

 プロ野球、メジャーリーグ。独立リーグそれぞれのキャンプを経験し、それぞれ全然違うと話す川粼氏。

 自身はキャンプについて「結構好き」というが、その理由をこのように口にしている。

「試合のプレッシャーよりかは、キャンプの方が大したことないなと思っていました。練習量のキツさはありますが、案外楽しいんですよね。試合に比べたら全然違うので(笑)
若い選手たちは、『練習キツいんですよね』っていいますが、『まだまだだね坊やたち』っていつも言います。そんな練習なんかしても給料下がるわけないでしょ。でも試合に出てノーアウト満塁の場面で三振なんかしたらガクンと下がるよって(笑)それくらいの気持ちでキャンプは楽しんだ方がいいって思っていましたね」

 一方、日本のみならず、メジャーリーグでのキャンプ経験もある川粼氏。

 メジャー初年度の参加時、あまりの日本との違いにかなり驚いたという。

「日本だと、きちんとできるまでもう1回とかありますが、各練習メニューの時間がきっちり決まっていて、時間がきたらそれは終わり。ミスしたからもう1回とかはないですね。そういった面では効率的でした。
初めてシアトルで参加した時は、9時からアップして11時半ごろにお昼を食べに戻り、午後の練習へ向かおうとしたら、みんなゴルフバッグを持ってそのまま帰ったんです。グラウンドはもう使えないから終わりだよって」

 日本のキャンプでは、午前練習ののち、昼食をはさんで午後練習をするのが一般的。午前のみで練習が終了したものの、不安があった川粼氏は、併設された室内練習場で引き続きおこなっていたという。

 だが、そこで、メジャーリーグキャンプならではのこんな経験があったと明かす。

「2時間ほどそこで練習をして帰ろうとしたら、全部ロックがかかっていて開かなかったんです。セキュリティの人に『エクスキューズミー』といっても全然届かなくて。記者の人になんとかお願いしてセキュリティを呼んできてもらい開けてもらえたんですが・・・
『何やっているんだ!早く帰れ!』って怒られました(笑)初めて練習して怒られましたね」

 日米で異なる文化について明かした川粼氏。

 動画内では、共に収録に参加した鳥谷敬氏が、キャンプの効率面について自身の経験をもとに語っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]