「なんで?」ホイールごとタイヤが盗まれる…装着タイヤの盗難が多発する理由とは
車だけではなくパーツの盗難も多い!
自動車に関連する窃盗事件が後を絶ちません。最新の盗難手口は「CANインベーダー」を使う方法。連日のように報道されており、明日は我が身と考え、用心することが大切でしょう。
さらに特に最近目立っているのがパーツの盗難です。以前はカーナビなどが標的になっていましたが、昨今は車に装着されているタイヤとホイールが4本丸ごと盗まれるという事態も増えているようです。
ホイールごとタイヤを……どんな手口?
タイヤとホイールの盗難が多いのは、スポーツカーや高級セダン、SUV、ミニバンなどの車種です。
なかでも、純正アルミホイールが装着された車の盗難被害が圧倒的に多く、次いで、オプションで装着される低偏平タイヤとセットになったインチ数の大きいアルミホイールも標的になっています。
犯行の手口は非常にシンプルです。
人通りのほとんどない時間を狙い、屋外に駐車されている車を静かにジャッキアップしていきます。十字レンチなどを使い、通常のタイヤ交換を行う要領でホイールごとタイヤを外してしまいます。抜き取ったタイヤの部分には、馬やブロック塀を置くなどして、車体が落ちないように支えているというものです。
犯行は1時間足らずで行われ、翌朝にはタイヤが外され、むき出しのブレーキローターの下にブロック塀が挟まった状態で、車が置いてあったというニュースもありました。
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装着タイヤは“盗むのが簡単”?その理由とは
数年前まで、タイヤ盗難で多かったのは、家の車庫や倉庫に保管されているタイヤが盗まれるというものでした。すでに車から外され保管されているタイヤに狙いを定め、保管場所へ忍び込んで持ち去るという被害が多かったのです。
しかし現在では、保管されているタイヤよりも、車に装着されているタイヤが盗まれるケースが増えてきています。その理由は、盗難の容易さにあるようです。
タイヤであれば、車のドアや窓などを無理やり開錠する必要がないため、車に備わるセキュリティなどは反応しません。タイヤを外す作業中も車が大きく揺れることが無いため、よほど高性能なカーセキュリティなどで対策されていない限り、周囲に気づかれる可能性が少ないからです。
車両保管場所に気をつけることとホイールロックが有効
ユーザーができる対策は大きく分けて2つです。
1つは、犯人に犯行を行わせる時間を与えないこと。パーツ窃盗の犯行は、車両を移動させることなく、いつも車を保管している駐車場で起こります。犯行にかかる時間は1時間弱。この時間を犯人に作らせないようにすることが大切です。
駐車場を選ぶ際に夜でも明るく目立つ場所にする、夜間でも人通りがあり、一定の人の目につく場所に車を保管するなどが予防策となります。
もう1つは、簡単にホイールが外されないような取付を行うということです。盗難被害が多いのは、純正ホイールを純正ナットで取り付けた車で多くなっています。
ここで活躍するのが、ホイールロックナットです。4~5本のボルトで留まっているホイールナットの1つを、ロックタイプのものに変えることで、犯行にかかる時間を長くすることができますし、ホイールロックナット装着車ということで、犯人のターゲットにもなりにくくなります。
カー用品店ではもちろんですが、自動車ディーラーでもロックナットの販売には力を入れており、新車購入時にオプションとして注文することも可能です。これが付いているかどうかで、タイヤホイールの窃盗に遭う確率は大きく減らせるでしょう。
最も悪いのはタイヤホイールを盗んでいく犯人なのですが、こうした被害に遭わないように、日常から愛車に気を配る必要があります。
