日統客運を利用する人(中央社資料写真)

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(雲林中央社)中部・雲林県や南部・嘉義県と台北を結ぶ高速バスを運営する日統客運は16日、高速道路を走る4路線の運休を発表した。台湾高速鉄道(高鉄)の開業に伴う利用者減や負担増などで運営が困難になったためだとしている。交通部(交通省)公路総局嘉義区監理所によれば、4路線は高速バス事業者「統聯客運」が引き継ぎ、運行を続けるという。

4路線は台北と中正大学(嘉義県民雄)、斗六(雲林県)、北港(同)、四湖(同)をそれぞれ結ぶ路線。日統は16日に台北―民雄路線を、残る3路線は来月1日に運行を停止する。

同社は1997年に設立。就労や就学、通院などで北部に向かう雲林や嘉義県北部の人々の足を担ってきた。同社は公式サイトに掲載した文書で運休の理由について、利用者の減少に加え、乗客の多くが半額運賃を適用する高齢者で、その差額の負担が長期的に積み重なったためだと説明した。

中央社の電話取材に応じた同社の林義風董事長(会長)は一部路線が運休に追い込まれたことに対し「一言では語り尽くせない」と残念な気持ちを表しつつ、従業員の理解に感謝した。

高鉄は2007年に開業した。最短約90分で台北と南部・高雄を結び、台湾の南北を日帰り可能な「一日生活圏」に変えた。

(汪淑芬、姜宜菁/編集:荘麗玲)