サーティワン アイスクリームのロゴマーク(beeboys/stock.adobe.com)

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 「サーティワンの店頭にいつも32種類のアイスクリームがある理由は、1カ月食べ続けても最後の1日に選べる楽しみがあるから」ーーここ1、2年、インターネット上ではこんな話が流れています。店名は31でもアイスクリームの種類が32あるのはなぜ? 真相を確認すべく、B‐R サーティワン アイスクリーム株式会社(本社、東京都品川区)の担当者に直撃しました。

【写真】「32種類」の謎を解く 店頭のジュエリーケース

これは知らなかった! 店名の由来

 まずは「サーティワン アイスクリーム」という店名の由来から。

 担当者によると、「アイスクリームが31種類あるからサーティワンなんでしょ?」は勘違い。正しくは、「1カ月31日間、毎日違ったおいしさを楽しんでいただきたいという思いからです。サーティワンは31日間という意味です。31日間からとった『31(サーティワン)』です」。

 「もし1カ月が41日あったのなら、店名も変わっていたかもしれません(笑)」(同社担当者)

店頭のアイスクリームが32種ある理由は?

 同社が扱うアイスクリームの種類は全部で約1300種類もありますが、店頭では常時扱っているのは32種類(一部店舗では例外もあり)。

 ネット上で広まる「1カ月食べ続けても最後の1日に選べる楽しみがある」という説について、 担当者は「本部で発信したものではありません」と断った上で、「自由に考えていただいてすごくうれしいです。発想が豊かでこちらもわくわくします」と話しています。

 店頭に用意しているのが32種類であることについては、「ジュエリーケース」と呼ばれる陳列ケースの構造が理由です。「店頭でジュエリーケースを見ていただけるとわかるのですが、1台のケースは上下2段に計16種類のアイスクリームが入る構造です。通常、1店舗につき2台のジュエリーケースを設置していますので、32フレーバーが並ぶ計算です」

 32種の品ぞろえについては、顧客からさまざまな反応が寄せられており、「1カ月、毎日通っても最後の日はダブルで食べられる」「1カ月が28日の月はもっと楽しめるよね」「迷う楽しみがある」「苦手な味があっても安心」などの声を把握しているそうです。担当者は「弊社のアイスクリームを通じて、いろいろと想像して、楽しんでいただけていることがすごくうれしいです」と声を弾ませました。

いくつ知ってる?「サーティワン」トリビア

◆創業は1945年、アメリカ・カリフォルニア州。バートン・バスキンとアーヴィン・ロビンスの2人が第二次世界大戦中に南の島で出合い、島のさまざまなフルーツを使ったアイスクリームを作ったことがきっかけ。

◆1953年に店名を2人の名前に由来する「Baskin Robbins(バスキン・ロビンス)」に変更。日本以外では「バスキン・ロビンス」と呼ばれる。

◆日本上陸は1974年4月23日。東京・目黒駅前に日本1号店がオープン。

◆日本進出当時、「日本ではバスキン・ロビンスという名前は分かりづらいかもしれない」との配慮から「サーティワン アイスクリーム」のネーミングが採用される。

◆日本語読みは「サーティーワン」だが正式な表記は「サーティワン」。

◆日本の人気フレーバー年間ランキング(2021年)
1位:ポッピングシャワー、2位:キャラメルリボン、3位:ベリーベリーストロベリー、4位:クッキーアンドクリーム、5位:ストロベリーチーズケーキ、6位:チョコレートミント、7位:チョップドチョコレート、8位:ラブポーションサーティワン、9位:バニラ、10位:チョコレート

(まいどなニュース・金井 かおる)