阪神電鉄、ICOCAポイント還元サービス9月開始

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 阪神電気鉄道は、ICOCAでの同社線の利用に対するポイント還元サービスの名称を「阪神電車ポイント還元サービス」に決定し、9月1日から導入を開始する。また、同サービスをより便利に利用してもらうため、2023年春に山陽電気鉄道・能勢電鉄・阪急電鉄で導入される各社のポイント還元サービスと連携する。

 阪神電車ポイント還元サービスは、阪神電鉄本線・阪神なんば線・武庫川線と、神戸高速線(阪急電鉄神戸高速線、神戸電鉄神戸高速線を含む)を対象にした、ICOCA(大人・小児)利用でのポイントサービス。サービスの利用には、券売機での利用登録(無料)が必要となる。

 同サービスに登録したICOCAで、対象路線の同一運賃区間を1カ月間(1日〜末日)に11回以上乗車した人に対して、同一運賃区間ごとに、11回目以降の乗車運賃額の10%分をポイントとして付与する。貯まったポイントは、利用翌月15日以降、同社の券売機でICOCAに1ポイント1円としてチャージすることができ、チャージ後は電子マネーとして交通利用や買物に使用できる。

 また、同サービスを、来春に開始する山陽電気鉄道「山陽電車ポイント還元サービス」(2023年3月開始)、能勢電鉄「能勢電車ポイント還元サービス」(2023年4月開始)、阪急電鉄「阪急電車ポイント還元サービス」(2023年4月開始)と連携する。阪神電車ポイント還元サービスに利用登録されたICOCAは、各社のポイントサービスにも自動的に登録され、各社での利用に応じてポイントが付与される。各社のポイントサービスで貯まったポイントは券売機で一括してICOCAにチャージできるため、各社ごとに券売機で操作する手間が省ける。

 なお、PiTaPaでの利用については、1カ月間に同一運賃区間を11回以上利用した場合に11回目以降の利用額の10%を割り引く「利用回数割引」がこれまでどおり適用される。