世界各国からExcelのプロが集い複雑なタスクをこなす世界大会「Financial Modeling World Cup(FMWC:財務モデリング ワールドカップ)」の一貫として開かれたイベントがYouTubeに加えてスポーツ専門チャンネルのESPNでも放映され、多くのExcelファンが熱狂しました。

Excel Esports: ALL-STAR BATTLE - YouTube

Finally, mainstream esports acceptance: ESPN airs Microsoft Excel All-Star Battle | PC Gamer

https://www.pcgamer.com/finally-mainstream-esports-acceptance-espn-airs-microsoft-excel-all-star-battle/

今回開催された「FMWC ALL-STAR BATTLE」は、過去の世界大会で上位に入賞した8名が集まり、Excelを使ってさまざまなゲームを作成するというタスクに挑戦するというもの。各タスクの制限時間は30分で、ラウンドごとに半数が脱落していき、最後に残った人がチャンピオンとなるというルールです。

第1ラウンドでは8種類の記号と複雑な得点システムを持つスロットマシンゲームの作成、第2ラウンドでは風速と風向きが複雑に絡み合うヨットレガッタのシミュレーションゲームの作成、第3ラウンドでは合計6ステージの2Dアクションゲームの作成が課せられました。

実況は40冊以上のExcel本の著者で「ミスターExcel」の名で知られるビル・ジェレン氏と、数々のExcel本の共著やYouTubeチャンネル「Excel On Fire」で知られるオズ・ドゥソレイユ氏。前回大会優勝者のDiarmuid Early氏や準優勝者のAnup Agarwal氏などが集い、熱い戦いが繰り広げられました。

そんなEarly氏は競技中に手が滑ってしまったのかF1キーを押してしまい、ドゥソレイユ氏が大笑い。ジェレン氏は「ああ……F1キーですね。恐ろしいキーです。うっかり押してしまうとヘルプがポップアップします。この状況でわざとヘルプを呼びだそうとする人はいませんね」と冷静に解説しました。

2時間以上におよぶ長丁場を制したのは世界ランキング3位のAndrew Ngai氏。Ngai氏は賞金1万ドル(約130万円)と、次回世界大会へのシード権を獲得したそうです。今回のイベントの様子はスポーツチャンネルのESPNで「eスポーツ」の1種として放映され、FMWCは多くの新しいファンを獲得したと伝えられています。