飼い犬に襲われて死亡した女性(画像は『Metro 2022年7月17日付「Mum-of-two, 43, killed by XL Bully dog that ‘suddenly snapped’ is pictured」(Picture: Ben Lack-YappApp)』のスクリーンショット)

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イギリス在住の女性が7月15日、飼い犬のアメリカンブリーに襲われて死亡した。アメリカンブリーは、闘犬として有名なピットブルを家庭で飼いやすいよう温和な性格に改良した犬種である。子犬の頃から飼育していたにもかかわらず突然豹変し、飼い主に襲いかかったこの犬に対して世間からは「危険で凶暴な性格は変わらない」「飼育を禁止すべき」と主張する声があがっている。『Metro』『The Mirror』などが伝えた。

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英サウスヨークシャー州ロザラムに暮らすジョアン・ロビンソンさん(Joanne Robinson、43)が7月15日、自宅で飼い犬に襲われて死亡した。

彼女を守ろうと犬と格闘したパートナーのジェイミー・ステッドさん(Jamie Stead、42)は顔や両腕、腹部を負傷し皮膚移植が必要なほどの大怪我をしたという。

ジョアンさんの母親ドッティ・ロビンソンさん(Dotty Robinson)は事故当日の経緯をこのように明かした。

「娘の家ではロッコ(Rocco、1)とローラ(Lola、2)という2頭のアメリカンブリーを飼っていました。事故が起きたのはその日の夜10時頃で、友人宅から帰ってきた娘の喉元にロッコが突然噛みついて身動きが取れなくなったんです。ジェイミーはロッコを引き離そうとしましたが、それを見て興奮し気が狂ったようなローラを部屋から出すことに必死でした。そうして格闘している間も娘はロッコに襲われていたのです。」

「2頭に血のつながりはありませんが、仲がよく良い犬たちでした。ロッコは体が大きいのですが、禁止されている犬種でもなくこれまで危険なこともありませんでした。子犬の時から飼っていたのに、なぜ突然切れてしまったのかはわからず、連日の猛暑で頭がおかしくなったとしか思えません。娘の苦しみを思うと耐えられないし、本当にショックです。あっという間の出来事だったので、ジョアンがあまり苦しまなかったことを願うばかりです。ジェイミーは間もなく退院できる予定ですが、まだ痛みが残っています。20年来のパートナーである娘を失った彼は私たちと同じようにショックを受けています。なんて辛い試練なのでしょう。」

ドッティさんによると、2頭の犬は事故発生後にサウスヨークシャー州警察によって連行され、殺処分されたそうだ。

ちなみにジョアンさんを襲ったアメリカンブリーは、闘犬として有名なピットブルからどう猛な性質を排除することで家庭犬として飼いやすく改良された犬種だ。それにもかかわらず、英国ではこれまでも同じ犬種による事故が多数発生しているため世間からは飼育禁止を訴える声が続々とあがっている。

「こんな凶暴な犬を飼いたいと思う人の気持ちが理解できない。この犬種による攻撃は増えているのだから飼育は禁止されるべき。」
「危険な犬種と分かっていながら飼っていたのだから自業自得。」
「これまでも同様の事故が起きている。飼育しやすいように交配してもどう猛であることは変わりない。」
「この犬種はペットには向かない。ヨークシャー・テリアに襲われた話なんて聞いたことがないもの。」
「政府が動く前にあと何人の人が命を落としたり、傷つけられたりしなければならないのだろうか。この種の犬は一刻も早く追放されるべきです。」

地元ロザラムで生まれ育ち、多くの人から慕われていたというジョアンさん。彼女が20年間暮らしてきた自宅の前には連日たくさんのカードや花、風船などが手向けられており、そこには娘エルさん(Elle、24)と息子のディロンさん(Dillon、19)が綴った「ママ大好きだよ。会いたいよ」というメッセージも添えられている。

画像は『Metro 2022年7月17日付「Mum-of-two, 43, killed by XL Bully dog that ‘suddenly snapped’ is pictured」(Picture: Ben Lack-YappApp)』『The Mirror 2022年7月18日付「Huge dog that mauled mum-of-two to death was ‘driven mad by extreme heat’」(Image: CHRIS NEILL)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)