セルジオ越後氏(写真:つのだよしお/アフロ)

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サッカー解説者のセルジオ越後さんが2021年12月15日のYouTube動画で、三浦知良選手(54)の契約を巡る発言に関して抗議を受けていた横浜FCに謝罪した。

横浜FCが抗議文「事実と著しく異なる内容」

セルジオさんは12月3日に公開した「【辛口激励!】カズよ、裸の王様になるな!」と題した動画で、今季J1リーグ戦でわずか1試合、1分の出場に終わった三浦選手について、「これは責任問題じゃないですかね。雇っているほうのね」と横浜FCのスタンスを問題視。

「(三浦選手が)CMに出て、クラブへお金が落ち、それが財源になって戦力アップするっていう。彼がいなくなったら横浜FCって大変なことになると思いますね」
「(所属チームが)お金が入ればいいだけなら、それはちょっと(三浦選手が)利用されているみたい」

などと持論を展開した。

この発言に対し、横浜FCは15日、公式サイトに掲載した文書で「事実と著しく異なる内容」であると反論した。

「当クラブは三浦選手がCMに出演すること等により収入が得られるような契約は一切しておらず、YouTubeにおけるセルジオ越後氏の発言は事実とは異なり、三浦選手のCM出演等により収入を得たことはなく、当然その収入により戦力をアップさせた事実もありません」

そのうえで、「あたかも当クラブが三浦選手のCM収入等の財源として戦力をアップさせようとし、三浦選手を利用しているかの印象を与える内容を強調して配信しており、当クラブとしてはこの指摘については大変遺憾」と憤りを露わにした。

「カズはプロフェッショナルのお手本。日本の宝ですよ。ただ...」

セルジオさんは15日に「【緊急動画公開】今回の騒動について」と題した動画を公開し、横浜FCからの抗議について「それは僕の過ちで謝りたいと思います。ほんとに申し訳ないと思っています」と謝罪した。

しかし一方で、日本サッカーの成長を見守り続けてきた立場から、「プロリーグというのは厳しいんです。アマチュアとは違うんです」と説くセルジオさん。プロでは毎年、実力不足から戦力外になる選手が多数いることが当たり前であるとしたうえで、「そういうルールでやらなかったら、なかなかJリーグも成長しないんじゃないか」と問題提起した。

さらに、セルジオさんは「カズはプロフェッショナルのお手本ですよ。日本の宝ですよ。あれぐらいサッカーを一生懸命やる人はいない」と称賛しつつ、

「ただ、ここ何年も試合ほとんど出ない、得点しない。みんな『他のチームは厳しいのになんで横浜FCはカズをあんなにかばうんだ』っていうね」
「カズであれ誰であれ、貢献しない選手は去っていかなければJリーグはしぼんでいくと思います。それと横浜FCも強くならないんです」

と力説した。そして「"貢献"って何だろうということで声を上げました。ただ不適切な発言には反省し申し訳ないと思います」と述べ、「これからぜひ横浜FCの健闘と強くなるということを期待しています」とエールを送った。

動画は2分57秒の長さだが、セルジオ氏の謝罪は冒頭20秒と、終盤の13秒だけ。残りの2分24秒は、三浦選手に関して前回の動画と同様の問題提起をしていた。