入団会見を行ったソフトバンクの育成右腕アンディ・ロドリゲス [写真提供=福岡ソフトバンクホークス]

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◆ 相次ぐ亡命…今予選で4人目

 ソフトバンクと育成選手契約を結んでいるアンディ・ロドリゲス投手(22)が、キューバからの亡命を試みて行方不明になったようだ。現地メディアが現地5日(日本時間6日)に伝えている。

 アンディ・ロドリゲスは5月31日からアメリカ・フロリダで行われていた東京五輪のアメリカ大陸予選にキューバ代表として出場していたが、チームの予選敗退が決定。滞在していたマイアミで行方がわからなくなったようだ。なお、今大会のキューバ代表から亡命したとみられるチーム関係者はこれで4人目になったとのこと。

 今回の代表チームにはソフトバンクからデスパイネ、モイネロ、A.ロドリゲスの3名、中日からY.ロドリゲス、R.マルティネスの2名が招集されており、ソフトバンク球団からは代表3選手が6月8日に再来日する旨が発表されたばかりだった。

 今回亡命を試みたとされるA.ロドリゲスは、今年1月10日に育成選手としてソフトバンクに入団した右腕。今季は二軍戦4試合に登板して1勝0敗、防御率2.25をマークしていた。

 入団時にはデスパイネら同郷の先輩選手の存在にも言及し、「キューバの先輩達に日本野球、文化などを教えてもらい、彼らと一緒にソフトバンクの優勝に貢献できるように頑張ります」とコメント。“ネクスト・モイネロ”として台頭が期待される逸材だった。

 ソフトバンクの選手では昨年1月にオスカー・コラス選手がメジャー移籍を目指して亡命し、同12月に自由契約に。今年3月にMLB・ホワイトソックスとの契約合意が報じられている。