売り上げ目標1兆円!「アイリスオーヤマ」が次々ヒット商品を生み出す秘密とは:ガイアの夜明け

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現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)。4月23日(金)の放送では、コロナ禍でも最高益を記録するなど業績好調な「アイリスオーヤマ」を取材。数々のヒット商品を生み出す独自の会議や新商品開発の舞台裏に迫る。

マスクから家電まで、"アイリス流"新商品開発の舞台裏


コロナ禍で大打撃を受けている日本経済。一方、ピンチをチャンスに変え、2020年度の売上高が6900億円と過去最高を記録したのが、宮城県仙台市に本社を構える「アイリスオーヤマ」。マスクからコメ、家電まで、2万5000アイテムを製造する一大ブランドだ。


グループ29社、従業員約1万5400人の一大企業を率いるのは、大山晃弘社長(43歳)。3年前に父の大山健太郎さん(現・会長)から社長の座を引き継ぐと、売り上げをほぼ倍に伸ばした。そのカギを握るのが、毎週月曜に行われるプレゼン会議、通称"月曜会議"。次々と新商品が提案され、最終的には社長が商品化するかどうかをその場で決めていく。去年4月、コロナ禍でマスクが店頭から消えたころ、月曜会議で国産マスクの製造が提案された。大山社長は30億円の大型投資を即決。約3ヵ月後には、月1億5000万枚の生産を開始した。承認したらすぐ事業化へ。このスピード感こそ「アイリスオーヤマ」の強みだ。


アイリスオーヤマの売り上げの6割を占めるのが家電事業。本格参入して10年ほどながら、ムダな機能を"引き算"して実現した低価格で注目。「ピザが丸ごと焼ける大きさのトースター」「牛乳パックがそのまま入れられるヨーグルトメーカー」など、低価格に加えて「なるほど」と思わせる機能性で人気を集めている。大山社長は、今年1月に開かれた決算発表会で、テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫など大型家電の新商品投入を発表。今後は高単価の家電に力を入れていくと宣言した。


そんな家電事業を支えているのは、元・大手家電メーカーの技術者たちだ。「アイリスオーヤマ」は彼らを積極的に採用し、そのノウハウを活かしている。2年前に転職してきた山本憲太郎さんが取り組むのは、新しいドラム式洗濯機の開発。「アイリスオーヤマ」では、2年前すでにドラム式を発売していたが、低価格を実現するため、乾燥機能を"引き算"して省いていた。今回、「やはり乾燥機能が欲しい」という要望に応え、乾燥機能を"足し算"したドラム式を作ることに。


10〜15万円の価格帯を目指す山本さんは、大手より乾燥時間はかかるものの、シンプルな機能で価格を抑えた。問題となったのは、綿素材のズボンなどが乾き過ぎてシワが残ってしまうこと。大手の製品の中には、乾かしながらシワをとるアイロン機能付きもあるが、その分値段が跳ね上がってしまう。これを解決して「なるほど」機能として売り出せないか・・・。アイリスの強みを「皆がアイデアをどんどん千本ノックのように出すこと」と話す山本さん。さっそくチームでアイデアを出し合い、新機能を見つけ出した。ところが、満を持して臨んだ月曜会議では、大山社長から意外な反応が・・・。

目指せ売り上げ1兆円!続々新事業を立ち上げ!


絶好調の「アイリスオーヤマ」だが、大山社長は、「2022年に売上高1兆円達成」というさらなる目標を掲げる。現在の売上高からさらに3000億円の上積みが必要となるが、そのカギとなるのが家庭向けだけでなく、企業相手のBtoB事業。いま、今後の成長の種になる新規事業の準備が着々と進められていた。

そのひとつがLED照明の分野。2010年に参入して以来、順調に売り上げを伸ばして中核事業になったが、市場が飽和し、新たな販路が求められていた。市場開拓を任された本所翔平さんが取り組むのは、最新のLED照明とAIカメラを融合したシステム。照明の色を変えることで客の購買行動に変化が出るかどうか、実験してみるという。将来的にはLEDだけでなく、マーケティング分析もセットにしてスーパーなどに売り込もうというのだ。さっそくグループのホームセンター「ユニディ」で1ヵ月にわたって実験。協力する大学の教授もあっと驚く意外な結果が出た。


そして、さらに大山社長が力を入れるのが、ロボット事業だ。コロナ禍で非接触・非対面のニーズが高まり、業務用ロボットの需要が伸びると予測。「サービス専用ロボット業界でナンバー1企業になる」と宣言し、「ソフトバンク」グループと組んで本格参入を果した。もちろんこれだけではない。悲願の1兆円達成に向けて攻め続ける大山社長、その次なる一手とは・・・。


ピンチをチャンスに変える「アイリスオーヤマ」の挑戦を、今晩10時からの「ガイアの夜明け」で放送。どうぞお見逃しなく!過去の放送が見たい方は、「テレ東BIZ」へ!