橋下徹氏と敏腕実業家が、学校のスポーツ部活動を叩き切った。11月28日に放送されたAbemaTV『NewsBAR橋下』で、橋下氏は実業家の池田純氏とクロストーク。自身は大阪市長など、池田氏はプロ野球・横浜DeNAベイスターズの初代球団社長などとして辣腕を振るったが、学校教育の一貫として行わているスポーツ部活動においては「学校と切り離す」ということで意見が一致。橋下氏は学生スポーツのシンボル的な存在でもある高校野球についても斬り込んだ。

 先陣を切ったのは、水泳の国内トップ選手でもあった池田氏。部活動に対しての思いを聞かれると、いきなり「もう時代についてきていないんですよ」と言い放った。続けて「本気でスポーツをやりたいなら、部活に入るのはあまり賛成できない。思い出づくりならいいですけど」と二の矢を放った。クラブチームで練習を続けてきたものの、中学生時に大会に出ようとした際、学校の部活動での所属が必要だと伝えられたことがあるという。ただ、中学校の水泳部の部長は「理科の先生」で、当然クラブチームほど知識も指導力もない。「入るのはいいですが、行かなくてもいいですか」と素直に申し出たところ「それは周り(の部員)によくないから許さん」と怒られた。

 海外では、クラブチームが日本以上に充実、発展しており、頂点にプロを置きながら各レベルに合わせて楽しめるような構造になっている。環境が整っていれば、トップアスリートも生まれやすい。池田氏からすれば「先生は本当に(スポーツを教える)プロですか?と。逆に(月給が)20万とか30万とかで、学校で教えて、夜も部活かよって思っている先生もいるじゃないですか」と、教員にも生徒にも双方にメリットがないとした。

 この課題については、橋下氏が黙っていない。大阪市内の部活動の民間委託を推し進めた本人だからだ。「僕らの学生時代は部活しかなかったけど、大阪市長になった時は、部活を外部委託化しようとした。先生じゃなくて、指導できる人に委託すると。モデル事業をいくつかやった」が、想定外のところから反対意見が飛んできた。「教員が反対したんです。『部活命』っていう先生がいる。こっちからしたら、もう部活から手を引かせてほしいという人がたくさんいる。でも声が大きいのは部活命の人たちだった。学校の部活ほど、害悪なものはないですよ」と、当時の苦労も言葉に乗せた。

 部活動のことに触れたとなれば、高校野球のことも言わずにはいられない。「野球の甲子園システムはやめなきゃいけない」と切り出すと「学校の指導じゃなくて専門の人が指導したら、ピッチャーに100球以上は投げさせないって」と、毎年のように話題となる球数制限について語り出した。「やっと高野連が球数制限を議論したけど、1週間に500球とか、いろいろ出してきた。でも今までの試合で、新しいルールに触れた例が1例もない。去年と同じ状態でもルール範囲内になっちゃう。あの人たちは子どもらのことなんて考えてない。外部の人、専門の人、学校から離れたところでスポーツをやるというのは、政治が大号令をかけないといけない!高校選手権で大切な肘をダメにしてどうするのか。文部科学省とか、総理とか号令かけて!」と声を大にしていた。(AbemaTV/『NewsBAR橋下』より)